ピピン

[ヨーロッパ−中世]

メロヴィング朝内の領国アウストラシアの宮宰。 ピピンという人物は3人おり、順に大ピピン・中ピピン・小ピピンと呼ばれる。 中ピピンは大ピピンの孫で、彼の代にほぼメロヴィング朝の実権を握った。 小ピピンは中ピピンの孫で、最も有名なピピンである。 小ピピンの父カール=マルテルの代でイスラム教徒を撃退して地位を不動のものとした後、 最大の問題であった国内のカトリック教会との和睦に成功、 傀儡の王を廃して自らフランク王となった。 これがカロリング朝である。 カロリング朝は彼の息子カール大帝の代に最盛期を迎える。

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