パルテノン神殿(パルテノンしんでん)

[ギリシア−古代ギリシア]

古代アテナイの絶頂期に建てられた神殿。 古代ギリシアでも代表的建築物とされている。 古代ギリシアの戦争と知恵の女神であり、 アテナイの守護女神であるアテナを祭るため、 ペリクレスの治世下フェイディアスを監督として建設された。 重厚な建築物であり、 当時のアテナイの国威発揚に大いに貢献したと考えられる。 古代において宗教は生活と切り離せないものであり、 神殿が建築の代表となるのはある意味で当然のことであった。 しかし後のローマで、 神殿以外の建築物がメジャーな地位を得たこととは対照的である。 やはりギリシアは、実学よりも哲学の世界であったようである。

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