オレグ

[ヨーロッパ−中世]

キエフ大公国の事実上の創始者。 ノヴゴロドの建国者リューリクの親族で、 その若い息子イーゴリを擁して摂政として統治したと伝えられる。 オレグの統治下でその国家はキエフを征服し、 本拠地を移して国家を拡大させた。 これが後にキエフ大公国と呼ばれる国である。 ただし、先代のリューリク同様その活躍は伝説の域を出ず、 実際オレグとイーゴリはどのような関係であったのかすら分かっていない。 ただ、ビザンツ帝国と互角以上に戦い、 ハザールを壊滅させるなど優れた手腕で国を発展させたことが知られている。 その死の前後にイーゴリの親政が始まったらしい。

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