メソポタミア

[中東]

ティグリス・ユーフラテスという2つの大河に挟まれた地域。 エジプトと並んで歴史の古い地域である。 紀元前3000年頃からシュメール人の都市があったらしい。 最古の文学と呼ばれるギルガメッシュ叙事詩などというものも見つかっている。 60進法や楔形文字など、独自の文化が発展した。 アッシリアやペルシア帝国はこの地域から広大なオリエントを支配した。 また、後にアラビアに興ったイスラム教の帝国は この地域にバグダットを建設し、首都とした。 このように、昔から極めて重要な地位を占めた地域である。 現在はイラク領になっている。 が、先人達の栄光を受け継いでいるとはお世辞にも言えないことは、 皆さんご承知の通りである。

見出しのページに戻る
歴史小事典+歴史世界地図に戻る