メロヴィング朝(メロヴィングちょう)

[ヨーロッパ−中世]

中世最初のフランク族の統一王朝。 事実上の初代であるクローヴィスのローマ融和政策の成功により、 西ヨーロッパの覇権を確立した。 しかし、内部対立と周辺の部族の攻撃により弱体化し、 宮宰を始めとする貴族の台頭を招いた。 やがてカロリング家が実権を握ると、 小ピピンにより最後の王ヒルデリヒが廃位され、消滅した。 しかし、その勢力は次のカロリング朝に受け継がれ、 カール大帝躍進の原動力となった。

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