マヤ文明(マヤぶんめい)

[中米−古代〜近世]

ユカタン半島からエルサルバドル辺りまでの中米中部で栄えた文明。 アステカやインカとは異なり、 多くの都市国家群が形成され統一王朝が生まれることは無かった。 そのため滅亡時期は都市によって異なり、 環境悪化や戦争により滅んだ都市も多かったようだが、 最後はスペインによって征服された。 マヤの諸都市では青銅や鉄などの金属を用いず、家畜も飼育せず、 セノーテと呼ばれる泉の周りに発展し主に焼畑農業で生計を立てていた。 そのため他の文明と比べると素朴で高度な文明らしい技術は見られなかった。 ただ宗教は発展していてアステカ・インカ同様生贄儀式は盛んに行われていた。 またそれに関連してか、天文学と暦法は発達していた。 2012年滅亡ネタはこのマヤ暦を元にしている。

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