フランス大元帥(フランスだいげんすい)
[ヨーロッパ−近世〜近代]
ブルボン朝で設立された軍人の階級。
それまでのコネターブルに代わり元帥の上位、元首を除いた軍の最上位の階級として設けられた。
250年ほど存続したがこの地位に就いたのはわずか6人である。
- ビロン公シャルル=ド=ゴントー
- レディギエレ公フランソワ=ド=ボン
- テュレンヌ子爵アンリ=ド=ラ=トゥール=ドーヴェルニュ
- クロード=ルイ=エクトル=ド=ヴィラール
- サックス伯エルマン=モーリス
- ダルマティア公二コラ=ジャン=ド=デュ=スールト
この内最初のビロン公は反逆罪で処刑、
2番目のレディギエレ公は最後のコネターブルでもあるが
ユグノー戦争=内乱中心で派手な活躍にも欠けるため、
後者4人が専ら言及される。
何れも大きな功績を挙げた後にこの地位に就いているが、
テュレンヌのみ大元帥となった後も10年以上の長きに亘って
現役の司令官として戦場で采配を振るい続けた。
見出しのページに戻る
歴史小事典+歴史世界地図に戻る