句践(こうせん)

[中国−春秋・戦国時代−越]

越王となってすぐ呉王闔閭と戦い、敗死させる。 2年後臥薪したその子夫差に攻められ敗北、捕虜になる。 何とか生かされて屈辱に耐え、 苦い胆を嘗めて(嘗胆)恨みを忘れず富国強兵に努める。 家臣の范蠡・大夫種の力で越は強大になり、20年後に戦って勝利、 夫差を自害させ呉を滅ぼす。 しかしその後「主は苦は共にできても楽は共に享けられない」 と范蠡は国を去り、さらに大夫種を死なせ、 越はそれ以上あまり発展しなかった。

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