康煕帝(こうきてい)

[中国−清]

清の第4代皇帝。父順治帝が若死したため、幼くして即位した。 中華を統一したばかりの清の基盤を固め、 後に康煕乾隆の世と呼ばれる安定期を作り出した。 内では中華文化を振興し、外ではモンゴルの騎馬民族を支配下に収め、 名君と賞賛される。 しかし、文字の獄や弁髪令に代表される弾圧も同時に行った。 在位61年で死去するが、その治世は次の雍正帝に受け継がれた。

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