古代ギリシア(こだいギリシア)

[ギリシア]

エーゲ海周辺で最初に青銅器文明が興ったのは 紀元前3000年頃といわれる。 紀元前2000年頃からこの地域はラビュリントスで有名な クレタ島の覇権の下にあった。 その後幾度かの興亡があり、 紀元前1000年頃からいわゆるギリシアの諸都市が出来始める。 バルカン半島南端の地域は石灰質で土地が痩せ、 山がちで陸上交通の便も良くなかった。 しかし鉱産資源は各地に散らばり、 発展のための交易は他の地域以上に重要であった。 地中海は冬以外は比較的穏やかで、 良港も多かったため海上交通が発達した。 またそれぞれの都市は独立傾向が強くなり、 数百のポリスと呼ばれる独自の都市国家が発達した。 その中で特にアテネとスパルタが比較的強大となった。 大国ペルシアの侵略を跳ね除けた後、 アテネの覇権と内乱の時代へと続き、 マケドニア、次いでローマの覇権の下へと入り、 ギリシア独立の時代は終わる。

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