[ヨーロッパ−近代]
フランス革命・ナポレオン戦争期の軍人。
フルネームはジャン=バティスト=クレベール。
フランス東部のストラスブール出身で、
フランス革命勃発と共に共和派の軍人として行動した。
主にドイツ方面で活躍し、
ナポレオンやドゼーと同様軍の重鎮と見做されるようになった。
エジプト遠征にナポレオンの配下として参戦し戦果を挙げたが、
ナポレオンが本国に引き上げると残存部隊の指揮を任された。
戦況が悪化する中組織的抵抗を維持していたが、
カイロで暗殺された。
ナポレオンからは人格に難があるものの
ドゼーと同様有能な司令官と見做されていたようである。
敵中孤立した部隊の指揮という貧乏くじを引かされたため
派手な功績を残すことは叶わなかったが、
隠れた名将と言えたかもしれない。