遣唐使(けんとうし)

[日本−飛鳥時代・奈良時代・平安時代]

日本から制度や文化を導入するため唐に送った使節。 唐の国家制度や仏教の様々な考え、技術文化を日本にもたらし、 日本そのものを形作ったと言っても過言ではない。 だが、日本から唐へもたらしたものは、 阿倍中麻呂が重用されるなど極少数の事例しかない。 また、この頃日本と朝鮮の新羅との関係が悪化したため、 南シナ海を通ったが、この海は荒れやすく遭難が多かった。 894年政敵藤原氏に飛ばされそうになった菅原道真の進言で廃止となったが、 この頃肝心の唐も滅亡寸前であって、 思いがけず(?)丁度よいタイミングとなった。 以後日本は大陸と離れ独自の文化を形成するようになる

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