韓非子(かんぴし)

[中国−春秋・戦国時代]

法家の中でも最大の思想家。 韓の王族で荀子の弟子であったが、同名の書韓非子で法治主義を説き、 これが秦王政の目に止まり招きを受ける。 しかし同門の李斯にその才を妬まれ、讒言のため自害させられる。 その書韓非子では、 主に君主のために法治主義を説いたり心構えを説いたりしている。 また、寓話(たとえ話)が多く、 「蛇足」「逆鱗に触れる」などの故事の出所である。

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