イスラム三大英雄(イスラム3だいえいゆう)
[中東−中世]
十字軍と戦ったイスラム勢力の内、
特に目覚しい活躍をした三人の君主。
- ヌール=ウッディーン
ザンギー朝の 2 代目君主で十字軍勢力を度々破った。
- サラーフ=ウッディーン (サラディン)
アイユーブ朝の建国者でエルサレムを奪回した。最も有名。
- バイバルス
マムルーク朝のスルタン。マムルーク朝を長期政権にした立役者であり、
モンゴル軍も破った。
の三人。
サラディンはヌール=ウッディーンの元部下であり、
バイバルスのマムルーク朝はサラディンの興したアイユーブ朝を
クーデターで倒して生まれた政権である。
また、ヌール=ウッディーン以外の二人はエジプトのスルタンであったが、
その墓はシリアのダマスカスに隣り合って建っている。
見出しのページに戻る
歴史小事典+歴史世界地図に戻る