ヘンリー6世

[ヨーロッパ−中世]

中世のイングランド王。 百年戦争敗北時・薔薇戦争勃発時の王である。 父の早世により0歳で即位した。 当然政務どころではなく、政務は叔父の摂政ベッドフォード公が執った。 即位当初は父のおかげでイングランドが優勢であったが、 彼が物心ついたときには敗北は確定的になっていた。 さらに彼は母方の祖父シャルル6世と同様精神を病み、 今度はイングランドで権力抗争が起こった。 結局これが内乱にまで発展し、薔薇戦争となった。 ヘンリーは政敵エドワードに敗れて幽閉され、 その後暗殺された。
父よりも長生きしたが、病によってほとんど何も出来ず 利用され続けた生涯であった。

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