[中東−古代メソポタミア]
最古の文学と呼ばれる物語。
紀元前3000年頃シュメール人によって書かれたという。
原文は楔形文字である。
話の中身は、神の子で王であるギルガメッシュが、
様々な紆余曲折を経て(巨人エンキドゥと戦って後意気投合したり、
フンババを倒してレバノン杉の森を手に入れたり色々あるが、ここは省略)
永遠の生を求めるが、結局失敗するというものらしい。
このギルガメッシュ、英雄ではあるが、結構傲慢で短慮な所もある。
ギルガメッシュに限らず、キリスト教以前の神や英雄は、
(ユダヤ教の神も含めて)結構奔放で人間らしい。
説教臭い現在の宗教より、傍で見るには面白い存在である。