ゲティスバーグ演説(ゲティスバーグえんぜつ)

[北米−近代]

南北戦争中に行われたゲティスバーグの戦いの戦没者を埋葬した墓地の奉献式で リンカーン大統領が行った演説。 アメリカ史上最も有名な演説の一つ。 奉献式では引退した元上院議員のエドワード=エヴァレットが 2時間に渡る長い基調演説を行ったが、 その際リンカーン大統領は短いスピーチを依頼され、 要請に応えて約2分の短い演説を行った。 この演説はリンカーンが体調を崩していたこともあって小声で目立たないものとなり、 聴衆にもほとんど注目されなかった。 しかし後にその内容、特に
「人民の、人民による、人民のための政治」
の一節が民主主義を象徴するものとしてエヴァレット達に高く評価され、 広く世間に知れ渡り歴史に残ることになった。

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