エウクレイデス

[ギリシア・エジプト−古代ギリシア]

古典的平面幾何学を大成させた数学者。 ヘレニズム文化の中でも最も偉大な人物の一人である。 英語名ユークリッドで有名である。 当時文化の中心はエジプトのギリシア人都市アレクサンドリアにあり、 彼もここを中心に活動した。 幾何学は、特にデカルトが解析幾何学を考案してからは あらゆる科学の分野に応用されており、 また最近は計算幾何学という新しい分野も生まれ、 現在の社会に大きく貢献している。 その基礎となる古典幾何学の大部分を完成させたのがエウクレイデスである。 まさに「偉人」に相応しい人物と言えよう。 しかし、その割に知名度が今一つなのが残念である。

見出しのページに戻る
歴史小事典+歴史世界地図に戻る