エトルリア

[イタリア−古代]

古代北イタリアで繁栄した国家。 工芸や美術文化に優れ、当時フェニキアやギリシアに匹敵する先進国であった。 しかし、軍事力に劣り、また優れた哲学も現れず民族意識が弱かったため、 後に勢力を拡大したローマによって吸収され、国家としては消滅した。 しかし、その優れた技術、特に土木建築技術はローマに受け継がれ、 ローマ隆盛の大きな原動力となった。 エトルリア国家は消えたが、技術屋魂は残ったと言えよう。

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