[ヨーロッパ−近世]
ポーランド=リトアニア共和国の末期に成立した憲法。 アメリカ憲法に次いで世界で2番目に制定された近代的成文憲法である。 周辺国の分割によって危機的状況にあったポーランドが、 国力回復のため寡頭制に陥った貴族共和政から立憲君主制への移行を図るため、 王スタニスワフ2世の主導により制定した。 その内容は国民主権、三権分立を含んだ先進的なもので国民に支持されたが、 既得権益を侵されるマグナート(大貴族)の反発を招いた。 そのためマグナート(大貴族)中心のタルゴヴィツァ連盟と内乱状態に陥り、 これに介入したロシアの主導でポーランドは分割され、滅亡を招いた。
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