対仏大同盟(たいふつだいどうめい)
[ヨーロッパ−近代]
フランス革命及びナポレオンに対抗するために結成された軍事同盟。
フランス革命戦争勃発からナポレオン失脚まで計7回結成された。
参加国には入れ替わりがあるが、イギリスは一貫して主要国として参加している。
- 第一次対仏大同盟
フランス革命に対抗するため結成され、
ナポレオンによってオーストリアが屈服させられ解消
- 第二次対仏大同盟
ナポレオンのエジプト遠征の失敗を好機と見た諸国によって結成され、
やはりオーストリアの敗戦により解消
- 第三次対仏大同盟
ナポレオンによるイギリス侵攻計画を切っ掛けに結成され、
イギリス侵攻は防げたもののナポリ王国征服・
神聖ローマ帝国解体によって解消
- 第四次対仏大同盟
ナポレオンによるライン同盟結成・ドイツ進出に対抗して結成され、
プロイセンの敗戦により解消
- 第五次対仏大同盟
ナポレオンの覇権に対抗するためオーストリアを中心に結成され、
またもやオーストリアの敗戦により解消
- 第六次対仏大同盟
ナポレオンのロシア遠征失敗を切っ掛けに結成され、
ナポレオンを退位させて解消
初めて戦争に勝利した
- 第七次対仏大同盟
ナポレオンのエルバ島脱出と復活により結成され、
ワーテルローの勝利とナポレオンのセントヘレナへの流罪により解消
敗戦を重ねつつも最後にフランス・ナポレオンに勝利した。
その後反動的なウィーン体制が形成されたが、
結局市民革命の奔流を長く押しとどめることは出来ず崩壊することとなる。
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