墨子(ぼくし)

[中国−春秋・戦国時代]

墨家の始祖。名はテキ。 平等な博愛である兼愛と平和のための非攻を説いた。 非攻の実践のため防衛法を極める研究をし、 それを実践する集団もつくりあげた。 楚が宋を攻めようとしたとき、楚の王に己の防衛対策を示し、 その攻撃を思い止まらせたこともあった。 兼愛は孟子に強く反対された。その思想書も墨子と言う。

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