ライプツィヒの戦い(ライプツィヒのたたかい)

[ヨーロッパ−近代]

ナポレオン率いるフランス軍と プロイセン・ロシア・オーストリア・スウェーデン連合軍の間の戦い。 ナポレオンの敗北を決定づけた戦いである。 ロシア遠征の失敗を好機と見た諸国が第六回対仏大同盟を結成し、 兵力を衰えさせたフランスに対して攻勢に出た。 ナポレオン本隊にはなかなか勝てなかったが、 部下の率いる軍に対して勝利を重ね、 ドイツ東部のライプツィヒで有利な状況での決戦に持ち込んだ。 ナポレオンは兵力で劣勢であった上、連合軍の増援到着でさらに兵力差が開き、 さらに総攻撃の最中フランス側であったザクセン軍の一部が離反するに及び 退却を余儀なくされた。 その際元帥になったばかりで殿軍を率いていたポニャトフスキが溺死した。
この敗北の結果フランスはドイツから撤退し、劣勢が決定的となった。 翌年のフランス本土での戦いではナポレオンは局地戦での勝利はしたものの 敗勢を覆すことは出来ず、 退位に追い込まれエルバ島に追放されることになる。

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