12使徒(12しと)

[中東−ローマ帝国]

イエスの12人の直弟子。 ペテロ・アンデレ・ゼベタイの子ヤコブ・ヨハネ・ピリポ・バルトロマイ・トマス・ マタイ・アルパヨの子ヤコブ・タダイ・シモン・イスカリオテのユダの12人。 (ちなみにサンチャゴ=デ=コンポステラの聖ヤコブはゼベタイの子の方。) ユダはイエスの死の前後イエスを売った自責の念から自殺したため代わりにマッテヤが入った。 彼らはイエスの在世中はイエスと行動を共にし、死後は布教活動の中心となり、 皆殉教したらしい(詳しいことが分からないマイナーなメンバーもいる)。 もっとも、最大の貢献者パウロはイエスの死後改宗した人間なので入っていない。 パウロのようにイエスの宣託の声を聴いた人も広義の使徒と呼ぶ。 キリスト教にとっては偉大な人達なのだが、 イエスやパウロの前では引き立て役になってしまうちょっと悲しい人達でもある。

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