アントニウス

[ローマ帝国]

カエサル配下の将軍で、オクタヴィアヌスのライバル。 カエサルの下で戦った歴戦の勇士であるが、 カエサルは彼が政治に向かない人間であることに気付いていたようである。 カエサルの死後、遺言状であまり重視されていないことに不満を持つが、 しばらくはオクタヴィアヌスと協調する。 しかし、同じくカエサルの遺言状に不満をもつクレオパトラと接近、 ローマ東方を基盤にオクタヴィアヌスと対立する。 しかし、戦場では強い彼も政治家としての才覚をなく、 力をつけたオクタヴィアヌスにアクティウムの海戦で敗れ、自害した。

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