アレクシオス1世

[ビザンティン帝国]

ビザンティン帝国のコムネノス朝初代皇帝。 十字軍の切っ掛けとなった皇帝として有名である。 帝国が内乱とセルジューク朝やノルマン人などの外敵に悩まされている中、 クーデターによって帝位に就いた。 即位後、ノルマン人対策としてヴェネツィアと同盟して事実上屈服させた。 また、セルジューク朝対策として教皇に援軍を要請し、 それが十字軍の切っ掛けとなった。 これらは何れも後に帝国にとって災いの元となるのだが、 アレクシオスの治世においてはボロボロだった帝国を持ち直すことに成功する。 また、娘のアンナ=コムネナは歴史家として有名で、 十字軍の (暴虐の) 事跡を後世に伝えている。

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