[ヨーロッパ−近世・近代]
イギリス・北欧において国家の連合=併合について定めた法律。
合同法とも呼ばれる。
イングランド(イギリス)がウェールズ・スコットランド・アイルランドを
事実上併合した時代が異なる3つの法と
スウェーデンがデンマーク領ノルウェーを併合した法を指す。
以下特に有名なイギリスの連合法について記す。
イギリスはテューダー朝ヘンリー8世の代に既に支配下にあったウェールズを
イングランドに完全に併合した。
ウェールズは後で併合した地域と違って国旗(ユニオンジャック)に意匠が組み込まれていない。
その後ステュアート朝アン女王の代に同君連合であったスコットランドと合併し、
グレートブリテン連合王国(所謂イギリス)となった。
さらにハノーヴァー朝ジョージ3世の代に征服していたアイルランドとも合併し、
イギリス本土の領域とユニオンジャックが完成した。
ただしこれらが完全に一体となったとは言い難く、
後にアイルランドは北アイルランドを残して独立し、
残った北タイルランドも長年独立派のテロに悩まされた。
またスコットランドも独立傾向が強く、独立の是非を問う住民投票を行うまでに至った。
ただ、ウェールズは元々あまり国力が無いせいか古くから併合されていたためか、
あまりそういった話はない。
ちなみにウェールズの旗を作ろうとネット上で呼びかけられたときにはまともに相手にされず、
上位に残ったのはアニメネタ絵であった。