QRP リグ
An Optimized QRP Transceiver for 7MHz
Forty-9er (49er) (NorCal project)
SST (It is not a kit version)
38 special (NorCal Kit)
PIXIE 2
変更履歴
2004年1月11日
An Optimized QRP Transceiver for 7MHz
この7MHz用CWトランシーバーは、1995年に下記記事を基に製作したものです。
An Optimized QRP Transceiver for 7MHz
QRP CLASSIC (Page 119, ISBN: 0-87259-316-9)
ARRL FIRST EDITION (1992 2nd printing)
(Amazon.comで調べると Availability: Out of Print--Limited Availability となっていて、既に入手が難しそうです。)
記事は、1993年版 ARRL Handbook内30章P37からの転載となっていますが、出典は、
An Optimized QRP Transceiver for 7MHz
Roy Lewallen W7EL, QST August,1980
と、その後、W7ELが1990年7月までに行った改良を基に加筆された記事とのことです。興味深い点は、VFOの安定度追求に関する部分で、シンプルなハートレー発振回路を最適化することで、200Hz以下の起動ドリフト特性を実現している点です。
コイルはトロイダルコアを用いて、巻き終わった後煮込むことを推奨しています。私も記事内容のガイドラインに基づき製作し、温度ドリフト低減のためにコンデンサの温度特性補正のためにいくつかの種類を組み合わせて、作ってみました。温度特性は、ここに示す特性が得られています。
回路構成等は、ここに転載することが出来ませんので、興味のある方はご連絡ください。
Forty-9er (49er) (NorCal project)
NorCal発行の機関紙QRPpに掲載され、キット化されたCW用QRPリグです。
このリグは、Wayne Burdick, N6KRによって設計された40meter(7MHz)のトランシーバーで、9Vで動作することから、49erと命名されました。49erは、NorCalの地元で有名なアメフトチーム San Francisco 49ers に引っかけています。
回路は、ひとつのNE602で受信時のMixerと送信時の原発として使用し、非常にシンプルなTRXに仕上がっています。
回路構成等は、ここに転載することが出来ませんので、興味のある方はご連絡ください。
SST (It is not a kit version)
SSTは、QRPpに下記のように発表されました。The SST: A Simple Superhet Transceiver For 40 Through 20 Meters
by Wayne A. Burdick, N6KR
QRPp Volume V, Number1 Spring 1997
Journal of the Northen California QRP Club
ここに回路図が、あります。記載の回路図は、SSTの原典とは違い、私が変更している部分があります。一番の違いは、送信部のDriver回路が、LT1252(原典)からディスクリート回路に変更になっている点です。
回路は、表題のようにスーパーヘテロダインとなっており、中間周波数は4MHzで、3つのXtalのラダーフィルターを持っています。4MHzのXtalは、昔の8bit時代のCPUのクロックとしてはよく使われており、シリコンバレーでは大量にジャンク品が出回っており、中間周波数設定としては定番と言えるでしょう。私も200個近いXtalを、信じられない安さで手に入れて持っています。回路上の一番の特徴は、LEDを用いたAGC回路の実現です。
キットは、NorCalからではなくWilderness Radioから、現在もThe SSTとして販売されています。
38 special (NorCal Kit)
38 Specialは、QRPpの下記記事からスタートしています。
The ”38 Special" Transceiver
by Ori Mizrahi-Shalom, AC6AN
QRPp Volume IV, Number4 December 1996
Journal of the Northen California QRP Club
記事の中でも紹介されているのですが、49erを基に30Meter用で8V動作を可能にしています。49erの欠点として微弱信号の受信能力を挙げて、その改良を行ったとしています。$25でキットを販売出来たことから判るように、非常にシンプルな回路構成となっています。
特徴としては、スーパーヘテロダイン(49erはDC方式)で、12MHzの中間周波数(一個のXtalによるフィルター付)、送信段は、デジタルICの74HC240 による回路で、Keyingを240のTry-State機能を利用してデジタル的に制御している点などが、上手く出来ています。更に、送受信回路の共有化のために、アナログスイッチCD4066を使っています。このようなユニークなアイデアに基ずく回路構成で、ディスクリートトランジスタは一個も使われていません。
キットの表紙がここにありますが、38口径の拳銃が写っています。そうです、38 Specialは、リボルバー(TAURUS社製)の名称です。
キットは、持っているだけで製作していません。
回路構成等は、ここに転載することが出来ませんので、興味のある方はご連絡ください。
PIXIE 2
シリコンバレーにあるHSC社で購入したPIXIE 2は、まだよく動作原理が判りません。
詳しい内容は、下記で見ることが出来ます。