南アルプス号 

 なんでまたこんなメの粗いボロボロの写真を…って言われてしまいそうですね。(^^ゞ
 そう言われるのも道理、この写真、もともとの画角はもっと広いんです。
 左上三分の二を強引にトリミングして拡大してるものだからこんなになっちゃったんですが。
 というのも、今回注目していただきたかったのはヘッドマークだからで…。
 これでも読めるかどうかきわどいところなんですが。
 (原版だとクッキリ読めるんですが、やっぱりJPEGにしちゃうと苦しいなぁ)
 大井川鐵道の定期蒸機列車101レは、「かわね路号」という別称を持っているのは皆さんご存じのとおり。
 季節増発で走る1001レは、現在「臨時SL急行」というごく平凡な呼び名が人口に膾炙してしまいましたが、もともとはこの1001レにもちゃんとした愛称がありました。それが「南アルプス号」。
 大井川鐵道では、企画団体臨時やイベントの際を除いてはヘッドマークがつかないことの方が多いので、1001レも通常はヘッドマークなし。「南アルプス」のヘッドマークを目にするのは当時でもレアケースでした。
 聞いたところでは「南アルプス」のヘッドマークはもう一種類あったということですが、私はこのバージョンしか見ていません。
 ちなみに、この写真を撮ったのは牽引機のC11312が大井川鐵道に入線した翌年、あの三重連が走った日です。
 C5644+C12164+C11227の三重連101レの露払いとして走ったのがこの1001レでした。
 暑い日でしたね〜。
 このころの第二橋梁の川岸は草ぼうぼうで、虫に悩まされながら暑い中待っていたのを覚えてます。
 
(↑1989年7月 大井川鐵道 青部〜崎平)