8月の暑い日

 長らく大井川鐵道で静態保存されていたB6:2109が日本工業大学に引き取られることになり、千頭まで特別回送列車が仕立てられました。編成は千頭方からC11312+オハ35+井川線用貨車3両+逆2109。新金谷から千頭までの途中4箇所で2109を先頭に逆行するフォトランを行うなど賑やかな一日でした。しかし45分ヘッドで走っている電車や定期蒸機列車の合間を縫っての運転で、途中家山と下泉では点検もかねての長時間停車がありました。新金谷〜千頭の所要時間はなんと9時間弱…。下泉で側線に退避している間には102レとのすれ違いシーンが…。C11227と2109、お互い煙を吐いての対面はこれが最後になりました。
 夏の終わりの、ほんとうに暑い日でした…。

下泉にて 2109とC11227

(1993年8月 大井川鐵道 下泉)