ねこたび日記

たわむれて 猫の隠るる 緑かな

2018.4.21・22 田代島

~遠方の猫たちに会いに出かけた旅の記録を日記風に綴ります~

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2018年4月21日(土)快晴 
大宮駅朝8時。
来週は大型連休。その前の週末、ほとんどの人がGWに備えて遠出を控えているんでしょうか。ホームでの人影はいつもに比べると少ない。
昨日の夕方買い求めた指定券も余裕で窓際が取れました。この列車、全車指定席です。
田代島に行くことにしました。一年ぶりです。
実は直前まで行先を決めかねていました。九州の相島・藍島を訪れたいと思っていたのですが、そのためには一泊二日ではちょっと日程的に厳しく金曜か月曜に平日休みを一日充てて二泊三日で行きたいところ。ところが新年度に入ってから思うように休みを入れ込むことができず、しかも前週まで週末といえば土日どちらかが悪天候の予報が出ていてその度に見送り、GW前最後のチャンスとなった今週でしたが、やはり金・月を休むのは難しく結局水曜日の段階で九州行きは断念。昨年春と同じ田代島に向かうことを決めました。
ところが決断があまりに遅かったせいか、田代島の島内の宿はもう一杯(マリンライフさんは臨時休業)。GWの前週だからと甘く見ていたのですが、この島には釣り人も多く訪れるということをすっかり失念していました。仕方なく石巻市内のホテルを押さえて二日間船で往復することに。やっぱり日程はもうちょっと早めに決めないとダメですね。いい教訓になりました。(^^;
当日朝の出発では、どうあがいても石巻を9:00に出る船には間に合いません。となれば12:00の船に乗るしかない。ならばこの1時間後の新幹線でも充分間に合うんですが、早めに着いてのんびり歩いて船着き場に行こうと。お天気もいいしね。
新幹線で仙台へ、仙石東北ラインに乗り換えて石巻へ。
快晴です。関東では今日明日は夏日になるという予報。こちらではそれほどではないものの22~23℃まで上がるそうな。上着は要りませんね。駅のコインロッカーに入れて身軽になって街中へ。
歩いて行く道すがら見つけたアート???
これって「のらくろ」ですよね。若い人にはわからないだろうなぁ…。リバイバルアニメや復刻版をかろうじて目にした私たちが知っている最後の世代かも。
整備されたきれいな街並み。しかし、ふと路傍に目をやれば…。
あの震災からもう7年。被災地から遠く離れた私たちはもう記憶が薄れかかっていますが、現地の方々にとっては未だに震災は続いているのです。それはこの東北だけではなく、あの熊本でも…。
震災後の復興工事はまだ続いています。その様子を目の当たりにしながら北上川沿いを歩いて網地島ラインの乗り場へ。
12:00出航のカーフェリー「マーメイド」が待っていました。
往復券を購入して船内へ。
乗客は30名ちょっとだったでしょうか。猫目当ての人は意外に少なかったようです。
出航前に船内でお昼ご飯を済ませておきましょうか。
12:00、定刻に石巻出航。
予報では昼前後から風が出て来て波もいくらか高くなるようなことを言っていたんですが、予想に反して海は静か。快適な船旅でした。
やがて行く手に田代島が見えてきます。
島の北側を回って大きく右に舵を切り、やがて船は仁斗田港に入港。
船を降りて桟橋を出て行くと、もう「お出迎え」が。(^^;
さっそくモデルを務めてくれました。サービスいいなぁ。
「ねぇ、何かくれないの?」
お目当てはそれかい!(^^;
港から仁斗田の集落に入る手前にあった案内板。あれ?去年来た時こんなの書いてあったっけ???
ネコが「多い」のはもちろん左側の仁斗田集落。そちら側に足を踏み出していくらも行かないうちに、
「あら、いらっしゃい!」
キミ、去年も会ったよね。(^^;
仁斗田の港周辺、まだあちこちで小規模な工事が行われています。この島では工事用安全柵もこんなデザイン。
ちょっと歩くとまた…二匹。
田代島は猫の数は多いですが、島自体も広いために青島のように狭い区域に猫が集まっているという感じはなく「猫密度」という点でいえば決して高いとはいえないかもしれません。その代わり適度に分散しているため、集落周辺であればどこを歩いていても猫の姿を見ない場所を探すのが難しいくらい。むしろ落ち着いた感じがしますね。
猫目当てで訪れる方もけっこう多いこの島ですが、その観光客自体も港を出て歩き出すと三々五々と分散していくので「猫もいるけど人も多い」という煩わしさは感じません。船を降りたら大方の観光客が歩き去ったのを見計らってから時間差をつけてやおら歩き出すとさらにゆったりした感じで猫を見ることができます。
帰りの船は15:33出航。2時間ほどしか今日は時間がありません。島に宿をとれれば夕方までゆっくり撮影して。早朝の猫の姿も見られたんですが…こればかりは今回ホントに失敗しましたね。
まあ、明日は朝から夕方まで半日ゆっくりできるから今日は軽~く。あまりあちこち行くと時間が足りなくなるから仁斗田の周辺だけにしておきましょう。
気温は23℃くらいになっているのかな。日差しがけっこう強いですけど、ゆるい海風が吹いてくるせいかさほど暑さを感じません。猫たちもけっこう日向にも出て来ていましたしね。
やはり関東とは季節の進みに若干の差がありますね。私の町ではもうタンポポは盛りを過ぎて茎を高く伸ばして綿毛をつけているものも多くなってきているんですが、ここではまだあちこちで黄色い珠が。
私はあらゆる花の中ではこのタンポポが一番好きです。桜でも梅でもなく、この黄色い花が。飾り気のない無邪気な花。
心躍る春。
でも去年の冬の寒さは厳しかった…関東よりもはるかに北に位置するこの島ではその冬の寒さも層倍だったはず。冬を越せずに命を落としてしまった猫たちも多かったことでしょう。
猫が大事にされている田代島ですが、島の方々も食事の世話はできてもこの寒さだけはどうしてあげることもできない。
それでも日本全国にある「猫島」と呼ばれる島の中ではもっとも幸せに暮らせる場所なんでしょうね。誰も猫を邪険にする人はいませんから。
マンガアイランド。海を望むことができる丘。
ちょうど私が着いた時は4~5人のグループの方々が仁斗田の方に戻ろうとしていたところ。後からは誰も来ません。しばしのんびりと猫たちと語らい。
暑くなく、寒くなく。猫たちにとっては今が一番いい季節でしょうね。いや、それは人間も同じか。
それにしても、最近本当に夏と冬が長くなって春と秋がどんどん短くなってきたような気がします。ついこの間まで「寒い寒い」と言っていたのに、もう初夏の陽射しになってきてますものね。東京あたりは今日は30℃近くなるんだとか…?
春爛漫のこの景色を楽しめるのも束の間。そういう意味では去年も今年もちょうどいい時期に田代島を訪れることができましたね。そう、去年も4月第三週末だった。
見上げればまだ桜の花が。
願わくばこのまま季節が止まってほしいですよね。誰より猫たちが一番そう思っているんじゃないかな。
行く春を 惜しむ草辺に 猫憩う   ~みかん~
ちょうど今の時期は、猫が日向と日陰を行ったり来たりする季節。ある程度日向で体が温まると場所を変えて日陰へ。ちょっと体が冷えたなと思ったらまた日向へ。これは島の猫たちも町の猫たちも同じ。
でもまだこの時期は、昼間と夜の気温差が激しい。特に今の時期は親潮(千島海流)が一年で最も南下する時期ですから夜の海風はまだ冷たい日も多いです。
だから昼間の陽射しはやっぱり猫たちにとって貴重。
仁斗田の港に戻る道すがら、今年もこの子↓に会いました。ほくろちゃんです。
田代島の猫マンガではかなりのボケキャラ?にされちゃってますが。(^^;
ほくろちゃん、よくこの黒猫さんと一緒にいるみたいですね。ちょっと見はかなり仲良さそう。オスメス判別付きませんでしたけど、彼氏かそれとも女友達か。(^^;
そろそろ船の時間です。やっぱり二時間というのは短いなぁ。(^^;
集落の日陰では4匹の猫たちが団子になって寝てました。日陰はやっぱりちょと冷える??
島に泊まれれば撮影はまだまだこれからという時間ですが…本当に残念。
猫もある意味ネイチャーですからね。朝と夕方が一番いい絵が撮れるんですけど。まあ、次回は早めに日程決めます。
三匹集まってなにやら相談?
お見送りの踊りでもやってくれるのかな?(昭和50年代前半の北海道のユースホステルみたいだな。●岩荘とか利〇YHとか…)
「ンなアホなことするか!吉田拓郎の『落陽』で踊るなんて」
何で知ってるの?(^^;
でもあれって●岩荘じゃなくて美▼YHじゃなかったっけ?今でも踊り方体が覚えてる私って…。(^^;;;
「じゃお前、松村和子の『帰って来いよ』で踊れよ」
それも美▼YHのネタだったような…ってバカ言ってないでモデルやってよ!
穏やかな海に灯台バック。いいねぇ~。ハイ、モデルさん交代♪
その灯台の防波堤の向こうから汽笛が。もう時間かぁ。
「マーメイド」が入ってきました。
また明日来るからね~。(^^)
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