Northern White ~北の絵日記~

 
 2月9日(木) 晴れのち曇り 
 
4:50起床、5:30出発。
和田さんに音羽橋まで送ってもらいます。
今回は脚立を借りました。(^^;
世界的にコロナ禍が蔓延していた昨年はゆっくり行っても余裕で三脚が立てられた音羽橋でしたが、今年は欧米・韓国・台湾からの撮影者が戻ってきてコロナ以前よりもすごい盛況ぶりになっているとか。まあ、皆長いタマを使っているので間から後から行っても抜けるんですが、やはり脚立で高いところから撮った方が前に気兼ねしなくていい。
橋に着いてみると、予想通りすでに欄干前の一列は埋まってる状態。
聞こえてくるのは英語・フランス語・ドイツ語(それぞれ語感から「らしい」と思うだけで正確なところはわからないけれど)それに韓国語と中国語。大陸中国からはまだ来ていないはずだから、中国語に聞こえるのは台湾の人ですね。日本語があまり聞こえてこない。(^^;
TAITOを出た時の気温は-18℃。風はゆるやかに北風。霧氷のつきも気嵐の出方もまずまず。
左岸側。

右岸側。

タンチョウの位置は昨年よりもさらに奥になったような。もっと下流で塒を取るタンチョウが増えたようでこう見ると全体的に数が減ったような感じを受けます。確かに可視範囲では少なくなってますね。
やがて陽が昇って、光が雪裡川に入ってくる。

橋の上はご覧のような状況。(^^;

すごいでしょ。
なにせ朝4時過ぎにバスで入ってきて三脚立てたグループがいるそうですから。
でも欧米の人は得だなと思うのは…脚立使ってる私とただ立って三脚立ててる人と背の高さ変わらないんですよ。
日本人って背が低いんだなぁと改めて実感。(^^;
それでも、これだけ集まっていても皆和気あいあいとやってます。トゲトゲしい雰囲気などまるでない。あちこちで談笑してるし。まあ、超望遠だからちょっとでも隙間があれば間を抜けるという安心感もあるんだけど、お互い言葉はわからなくても同じ自然愛好家同士気持ちは通じるんですよね。三脚寄せて場所を空けてあげたり「OK?」とアングルのジャマになっていないか訊いて確認しあったり。でもこれが本当だと思う。
それに比べて、昨今の鉄道撮影地のあの情けないさまはなんなんだろうね…やっぱり残念ながら鉄道写真というジャンルはまだまだ「お子様」と言われても仕方ないですね。
ちょっと動画を撮ってみました。
左岸側。
右岸側。
最終的には気温は-21℃まで下がりました。
それにしても私のジッポゲージももう10年近く使ってる…そろそろ買い替えないといけないかな。

ひと番、歩きながら手前に出てきました。去年もこうやって前に出てくるのがいたな…。

8:00前、和田さんが迎えに来てくれました。
TAITOに戻って朝食です。
昼間はサンクチュアリへ。

この日は西風がけっこう強くて、タンチョウの動きが激しかったですね。下りてくる時も旋回しながらという連中が多かったです。

残念ながら空の色は薄かった。というより薄雲が出始めていたんですよね。昨日のような快晴ではありません。

いつもの北風だと飛ぶときもこちらから見て奥に飛んでいくことがほとんどなんですが、今日はいい感じでこっちに向かって飛んでくることが多かったですね。

休憩所の壁にはこんな看板が。

基本的に鶴居村ではドローンは禁止です。
お昼ご飯は昨日までと同じ、カロリーメイトです。(^^;
TAITOに泊ってれば朝夕はガッツリ食べられますからね♪

と言って、ガツガツ撮る気はありません。じっくりタンチョウの所作を眺めて気に入ったところでシャッターを押す。
撮るよりも見てる時間のほうが圧倒的に長い。まあ当たり前ですが…。
14時の給餌。
この時は皆鎌首もたげて?クエスチョンマークがたくさん並んだみたいになるんで面白い。(^^;

こんな感じでゴチャッとなるのも見ようによっては面白いです。

ゴハンを食べ終わるとあちこちでダンスが始まって…。

お腹が満腹になると食後の運動代わりに踊るんでしょうかね?(^^;

それが一段落すると、早々と帰り支度を始める連中が。

ホントですね。給餌から30分も経つとあっちもこっちもサンクチュアリを後に飛び立っていきます。まだ陽は充分高いのに。

15:00になる前に70~80羽がサンクを飛び立っていきました。20~30羽は北の林の間を抜けて歩いて小川の方に下りて行って、残ったのは20羽ちょっと。
これじゃ夕翔撮影はダメだなぁ。
空もかなり雲が出て来て夕陽もちょっと期待できないし…今日はこれで引き上げましょう。

明日は音羽の上流の山に登ります。

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