平成27年度の計測部会新規事業として「簡易線量計作成セミナー」を企画準備中です。
この簡易線量計の発案は首都大学東京の小倉 泉教授で,この線量計は日常管理を目的としており,
線量計を持っていない施設でも積極的に線量管理をして欲しいという願いから考案された線量計です.
残念ながら,一般撮影用の線量計を持っている施設はまだまだ少なく,どの施設も定期的に線量測定を
行っているとは言い難い状況にあります.このセミナーでは大量生産することで,部品代を下げ,
組み立て作業を自分達で行うことで,コストダウンを図っています.
また、セミナーでは線量計を作成するだけではなく,その場で校正を行い,その線量計に
トレーサビリティーを持たす意義も合わせて啓発する予定です.セミナーで作成する線量計の構造
および精度は本学会誌の2014年12月号をご参照下さい.
線量計の概要は,検出部には半導体検出器を使用し,出力をオペアンプにて非反転増幅回路にて一次増幅した数値を
PIC(Peripheral Interface Controller)を用いてLCD(Liquid Crystal Display)に表示させるシステムです。
今後,我が国の診断参考レベルが報告され,各施設での線量把握の重要性が増すようになれば必ず線量計は必要に
なると思います.線量計をお持ちでない施設の方は是非この機会に参加を検討して頂ければ幸いです。
以下は、昨年、首都大学東京で試験的に行われたセミナーの様子です。

簡易線量計(右)・測定器(左) 簡易線量計・測定器の内部