『DANGER MONEY』 U.K. (1979)
1.DANGER MONEY
2.RENDEZVOUS 6:02
3.THE ONLY THING SHE NEEDS
4.CAESAR'S PALACE BLUES
5.NOTHING TO LOSE
6.CARRYING NO CROSS
前作ツアー後、ビルとアランが方向性の違いを理由に脱退します。
エディのフランク・ザッパ時代の旧友だったテリー・ボジオ(D)を迎えての本作
ギターレスのトリオ編成というだけでも音楽性の変化は確実です。
1はヘヴィナンバー。劇的かつ重厚なイントロです。
変拍子を使った歌も面白し。サビもキャッチーです♪
中間部は明らかにクリムゾンの「RED」を意識してるね。
KEYソロは雰囲気系。ベースのリフがカッコ良し♪
2はメロウなチューン。気持ちバラード系してます。
ジョンの歌に「BOOK OF SATURDAY」を思い出したり。
徐々に盛り上がるKEYソロも雰囲気に呑まれます。
何より曲が良いですな。極めて魅力的な雰囲気です。
3はハードナンバー。イントロが実にカッコ良いね♪
歌もメロディアス♪ジョンの歌唱も極めて心地良し♪
Keyのアレンジもセンス抜群!聴き応えあります。
中間部は劇的に展開!Dに注目!超絶プレイの連続!
もっと派手に叩いてくれても良かったな。でも凄い!
4はROCK系。陰鬱なイントロからスタートです。
メインはエディのヴァイオリン。実にテクニカルね。
歌のハード感もナイス♪サビも実にキャッチーです。
ヴァイオリンソロも聴きがい十分。演奏も実に熱し!
5はシングルカットされたナンバー。ヒット狙いね。
Key中心の音世界は当時流行のNEW WAVE風してます。
歌がとってもポップ♪明らかにジョンの世界ですな。
泣きのヴァイオリンソロもナイス♪Bソロも強力っ!
最後の6は12分を越える大作。前作同様の流れね。
ミステリアスなイントロから感傷的な歌へ続きます。
味わい深い歌にしんみり。ジョンの声にやられます。
でプログレモードへ!混沌とした雰囲気がそそるね。
エディのKeyがリード!テリーもテク全開モード!
2人の息はピッタリ。ジョンはバックに徹してます。
つか明らかにEL&Pしてます。頭脳改革の雰囲気。
ラストはジョンの歌でエンディング。余韻タップリ♪
(2010/10/28)