『BLACK ROSE』 THIN LIZZY (1979)

1.DO ANYTHING YOU WANT TO
2.TOUGHEST STREET IN TOWN
3.S & M
4.WAITING FOR AN ALIBI
5.SARAH
6.GOT TO GIVE IT UP
7.GET OUT OF HERE
8.WITH LOVE
9.ROISIN DUBH A Rock Legend



ゲイリー・ムーアが参加した2枚目のスタジオ盤です(1枚目は『NIGHT LIFE』)。 先ずは状況を整理しましょう。年表形式の方が解りやすいかと。

・76年末〜ブライアンが『JOHNNY 〜』ツアー中に左手指を怪我。事の発端はコレです。
・77年初〜フィルがコロシアム2に居たゲイリーにヘルプを頼み、『JOHNNY 〜』ツアーを続行。
・77年春〜戻ったブライアンが、今度は脱退を表明。
・77年秋〜次のギターが決まるまでと説得。『BAD REPUTATION』を発表。
・78年春〜『LIVE AND DANGEROUS』発表。ゲイリーがコロ2から移籍。
・78年秋〜ゲイリーを含めたメンバーでツアー(後にライブ映像が映像化)。
・78年秋〜本作のレコーディングを開始。
・78年末〜ゲイリーがソロ『BACK ON THE STREETS』を発表(フィルも参加)。
・79年春〜本作を発表。

と言った感じです。78年末頃まではフィルとゲイリーは良い間柄でしたが
本作発表の3ヶ月後に仲違いして脱退したゲイリーです。本作参加は売名行為か?!
リリースは79/4です。


1はROCK ’N’ ROLL系。ツインギターが良い感じです♪
歌もメロディアス♪サビも実にキャッチーです♪
曲調に覇気を感じますね。自然と心が躍ります。


2はハードナンバー。飛ばします。ノリが爽快♪
やはり勢いを感じますね。ゲイリー効果ですな。
サビも印象的。ゲイリーのGソロは早弾き炸裂!
さすがの存在感です。曲自体の出来も良好です♪


3は変則チューン。Bがグニャグニャしてます。
歌部分の雰囲気も実に奇妙。面白いの作るわな。
Gソロはスコットかな。良い感じにノッてます。


4はハードナンバー。イントロがメロディアス♪
歌メロも実に心地良し♪サビも実にキャッチー♪
高揚する曲調もナイス♪なんか嬉しく成ります♪
Gソロのツインギターも感動的♪良いですねー♪
終盤の展開、ツインギターも素晴らしい!名曲!


5はマイルドなチューン。アットホームな感じ。
基本的にアコースティックです。和らぎますな♪
歌もメロディアス。Gソロも良いね♪良好良好♪


6はハードチューン。イントロが実に感傷的ね。
歌メロはそこそこ。サビもそこそこ印象的です。
Gソロはスコットかな。そこそこ良い感じです。


7もハードナンバー。アグレッシヴしてますな。
一風変わった歌も面白し。曲展開もかわっとる。
明らかにゲイリーのGソロもガッツ入ってます。
ちなみにクレジットにミッジ・ユーロが居るね。


8はアコースティック系。部分ではハードです。
多少マイルドな曲調が良い感じ♪雰囲気面白し。
流麗なGソロもナイス♪スコットもやりますな♪


最後の9は7分を越えるタイトルチューンです。
先ずは「EMERALD」風にスタート。実に特徴的です。
続いて耳に馴染んだメロディーへ。民謡みたい。
んでGソロへ。心地良い程にメロディアスです♪
ちなみにゲイリーが一人でツインしてるそうよ。
当然、息ピッタリ。んでともかくメロディアス♪
更にスリリングに展開っ!ゲイリー節全開です!
ソロ後のフィルの歌も実に感動的♪ズバリ名曲!


(2010/10/19)