『SAD WINGS OF DESTINY』 JUDAS PRIEST (1976)

1.VICTIM OF CHANGES
2.THE RIPPER
3.DREAMER DECEIVER
4.DECEIVER
5.PRELUDE
6.TYRANT
7.GENOCIDE
8.EPITAPH
9.ISLAND OF DOMINATION



2ndですが、事実上のデビュー作と言って良いでしょう。
1stは74/9リリースの『ROCKA ROLLA』。Dはジョン・ヒンチでした。本作ではアラン・ムーアに代わってますね。
バンドはK.K.ダウニング(G)とイアン・ヒル(B)の2人で72年に結成され、翌年にロブ・ハルフォード(Vo)、その翌年にグレン・ティプトン(G)が加入してます。
76/3発表!


1はヘヴィナンバー。下降するリフが特徴的です。
サバスしてるね。細かいアレンジも聴きがいあり。
ロブの歌も実に強力!既に新人離れしてましょう。
GソロはK.K.がジミヘンしてます。雰囲気モノ。
終盤は劇的に展開します。正しく様式美。凄いっ!


2は変則チューン。始まりがクイーンしてますね。
コレもアレンジが面白し。展開も意外性強いです。
中間部はオカルト映画を見てる様。完成度高しっ!


3と4は組曲。先ずバラード調でスタートします。
浪々と歌うロブが実にナイス。説得力が凄いです。
途中からのハイトーン連発も圧巻っ!実に強力っ!
続くグレンのGソロも素晴らしくメロディアスっ!
もう黙って聴け!の世界。ラストもたまらないね!
そして4へ。雰囲気明るめのハードナンバーです。
歌メロが良い感じ。Gソロもガッツ入ってますな♪
終盤の攻撃感もナイス。いやあ実に素晴らしい。。


5は鍵盤がメインのインスト。実に劇的してます。
コレこそクイーン風ですな。格調高い雰囲気がね。


6はハードチューン。やはりアレンジ凝ってます。
歌メロが印象的。曲展開のスリリング感もナイス♪
最初のGソロは、グレンが1人掛け合いしてます。
2度目は2人ツイン。思いっきり興奮しましょう!
やはり完成度高し!いつ聴いても素晴らしいねえ。


7はヘヴィナンバー。歌部分は逆に軽快してます。
解放感が悪くないですが、歌メロがちょっと弱し。
曲展開はコレも聴きがいあり。Gソロもナイスね♪


8はグレンのピアノをバックに、ロブが歌います。
完全にクイーン状態。コーラスなんかもそうだな。
っても完成度は高し。似てるとかどうでも良いさ。


最後の9は劇的なイントロからハードに展開です。
リフが特徴的。歌メロはそれなり。少し弱いかな。
中盤の展開もそれなり。最後の余韻は良い感じね。


(2010/6/13)