『USE YOUR ILLUSION I,II』 GUNS N' ROSES (1991)

「USE YOUR ILLUSION I」
1.RIGHT NEXT DOOR TO HELL
2.DUST N' BONES
3.LIVE AND LET DIE
4.DON'T CRY (ORIGINAL)
5.PERFECT CRIME
6.YOU AIN'T THE FIRST
7.BAD OBSESSION
8.BACK OFF BITCH
9.DOUBLE TALKIN' JIVE
10.NOVEMBER RAIN
11.THE GARDEN
12.GARDEN OF EDEN
13.DON'T DAMN ME
14.BAD APPLES
15.DEAD HORSE
16.COMA

「USE YOUR ILLUSION II」
1.CIVIL WAR
2.14 YEARS
3.YESTERDAYS
4.KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR
5.GET IN THE RING
6.SHOTGUN BLUES
7.BREAKDOWN
8.PRETTY TIED UP
9.LOCOMOTIVE
10.SO FINE
11.ESTRANGED
12.YOU COULD BE MINE
13.DON'T CRY (ALT.LYRICS)
14.MY WORLD

「Keeeeeem'S ILLUSION」
1.RIGHT NEXT DOOR TO HELL
2.PRETTY TIED UP
3.LIVE AND LET DIE
4.DON'T CRY (ORIGINAL)
5.BAD OBSESSION
6.DOUBLE TALKIN' JIVE
7.NOVEMBER RAIN
8.PERFECT CRIME
9.THE GARDEN
10.GARDEN OF EDEN
11.KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR
12.ESTRANGED
13.YOU COULD BE MINE
14.BREAKDOWN



同時リリースされた2枚ですが、元々2枚組で出す予定だった点を踏まえて、一度に取り上げましょう。
先ずはメンバーチェンジ。スティーヴンがドラッグから抜け出せずに解雇されます。代わりに元カルトの
マット・ソーラムが加入。更にディジー・リード(Key)が加わり、6人編成と成ります。
90年初頭から始まったレコーディングは、そのメンバーチェンジのせいでやり直しが発生。
更に曲が増大した事で大いに押したのですが、話題に事欠かないメンバーだらけなので、その間中もニュースが途絶えませんでした。
発表は1stから4年後、『GN’R LIES』からでも3年後の91/9です。
ゲストミュージシャン等は曲中で触れましょう。んでは「〜 I」から。


1は攻撃的なHRナンバー。燃えてくるイントロです♪
サビがカッコ良し。バンドの勢いを強く感じましょう。
Gソロにかかる絶叫も刺激的。ライブで暴れやすそう。
1曲目には文句無しのレベルでしょう。完成度十二分。


2はイジーが歌うチューン。ルーズなROCK系です。
当時流行のアコースティック系ですが、面白味は薄し。
つかやっぱアクセルが歌わないとな。並のレベルかと。


3は「007 死ぬのは奴らだ」のテーマのカヴァー。
オリジナルはポール・マッカートニーのWINGSね。
比較的忠実なアレンジですが、ウンとパワフルですな。
このバンドらしさも大して出てない。まあフツウだと。


4は全米10位の2ndシングル。泣きのバラード系。
歌メロがクサ過ぎ。女性コーラスも鼻に付いて好かん。
劇的に盛り上がるGソロは良いと思うけど、アリガチ。
どうも好きに成れない曲です。なんか奥が浅いんだよ。


5はパンク風に突っ走ります。まだこの方がイケるね。
マットの重ーいノリが肌に合わないのですが、曲自体は
カッコ良いです。かなり手の込んだアレンジや曲作りも
聴きがい有り。この辺りはさすがね。Gソロも快調っ!


6はアコースティック。『GN’R LIES』系です。
雰囲気は良いですが、オリジナリティーは感じられず。
短い曲だから許すけど、長い曲だったら眠いだけだと。


7はフェイセズ風のROCK。かなりルーズしてます。
マイケル・モンローがSAXとハーモニカで参加です。
2や6と路線的には大差無いですが、歌メロがナイス。
実に良い感じ♪マイケルも大活躍!Gソロは年季不足。


劇的なイントロの8は、少し抑え目のハードナンバー。
サビがまあまあってとこ。なんかでも、爽快感が不足。
微妙に考え過ぎって感じかな。質は高いんだけどねー。


9は地を這う様に疾走!アクセルの低音が特徴的です。
雰囲気面白し。Gソロもセンス良し。やっと良いソロ♪
もう少し太い音を出して欲しかったですが。アルバムの
全体に言えるんだけど。ラストのアコギもナイスです。


10は9分近い大作。シングルカットされて全米3位!
鍵盤とストリングス中心に、厳かな雰囲気が続きます。
前作には無かったタイプだな。歌メロが良い感じねー。
Gソロもナイスです。終盤の展開も、実に感動的です♪


11は幻想的な曲。アリス・クーパーが参加してます。
スラッシュが良いメロを弾いてるね。曲展開も面白し。
部分のサイケな展開も含め、変わった曲を作ると言うか
実にアイディア豊富です。しかも奥が深い。やるなァ。


12は爆走っ!良い感じの疾走感。サビがカッコ良し♪
細かい装飾音も面白い。ヤリ過ぎるとライブで不足感を
感じちゃうけど、曲自体がイケてるから大丈夫かなと。
Gソロも快調!やっぱこのバンドの基本は疾走ですよ♪


13もスピード系。コレは歌メロがイマイチな感じか。
バックはそこそこ良い感じですが。そろそろ息切れと。
リズムチェンジの中盤も半端。後のGソロはイケてる。


ジミヘン的に始まる14はルーズ系。つまらあん感じ。
ネタが尽きてる。サビも全くグッと来ない。ダメダメ。
スラッシュの、長めのGソロにだけ救われます。成長。


15はアコースティックからハードに展開っ。この曲も
歌がパッとしない。そろそろ疲れてきた。早く二枚目に
移りたい。Gソロはコレもナイス。スラッシュは良い♪


最後の16は10分を越える曲。先ずはハードに展開。
以降は実験色が強い展開っつーか、悩ましい雰囲気。。
長いGソロは聴きがいあるけど、全体的には眠いダメ。


では「〜 II」へ。1は前年にチャリティーアルバムへ
提供されたナンバー。バラード調から重厚に展開です。
歌メロがイマイチ。本作で唯一、スティーヴが叩いてる
曲だったりしますが。。聴きモノはGソロぐらいかと。


2は一枚目の2と同様、イジーが歌うルーズな曲です。
こちらの方がハードですが、歌メロがつまらん。ダメ。


3はリラックスした曲調。サビはハードに展開します。
このパターンも飽きた。未発表曲集を聴いてるみたい。


4は既にライブの定番だったボブ・ディランの有名曲。
ライブテイクに聴き慣れてるんで、別に面白くないと。


5はパンク系。アクセルとダフのツインヴォーカルね。
ダフの歌はともかく曲がつまらん。眠く成ってきたな。


6もパンク系。ますます未発表曲集。なんとかしろー!


7は劇的かつ明るいチューン。歌メロが心地良いです。
ノリも良い感じ。Gソロもノッてるね♪適度に長いんで
コレがアルバムラストでも良かった。文句なしナイス☆


8はHRナンバー。この歌メロもイケる。グッとくる♪
サビもキャッチー。曲展開も無駄が無いです。全体的に
アリガチな曲調ではあるけど、この出来なら文句無い。


9もHR系。イントロがカッコ良し。サビも面白いね。
でも、妙に新鮮味が無い。つか長い。つかよく解らん。


10はしっとり系。明らかにストーンズを意識してます。
真似てるレベルだな。レベル低い。つか歌メロがダメ。


11は10分近い曲。悲壮感から重厚に展開します。。
スラッシュのGにグッときますね♪歌もメロディアス!
中間部の演奏も雰囲気ナイス。世界に引き込まれます。
良い曲だ。。個人的には、コレがベストチューンです★


12は御存知、映画「ターミネーター2」の主題歌と。
劇的なイントロからハードに展開。覇気を感じますな。
歌メロも覚えやすい感じ。まあ主題歌を意識したかと。
大して良い曲でもないですが、所詮はテーマソングと笑


13は再登場。どちらを買った人にも聴いて欲しいとか
思ったのかな。それ程の曲?ちなみに歌詞が違うとか。


最後の14はドラムンベースってヤツかな。興味なし。


(2008/7/22,25)