『HYSTERIA』 DEF LEPPARD (1987)

1.WOMEN
2.ROCKET
3.ANIMAL
4.LOVE BITES
5.POUR SOME SUGAR ON ME
6.ARMAGEDDON IT
7.GODS OF WAR
8.DON'T SHOOT SHOTGUN
9.RUN RIOT
10.HYSTERIA
11.EXCITABLE
12.LOVE AND AFECTION



前作が全米2位のメガヒットを記録し、ツアーも大成功。
前作発表から一年半後の84/8から本作に着手します。
年末には既に2、5、10、12以外は存在してたそう。
年明けにはリリースと誰もが思っていた84/12/31
アレンが自動車事故で左腕を切断します。突然の悲劇。。
メンバーチェンジも噂されましたが、バンドは完全否定!
片腕用のドラムセットを特注。再度スタジオに入ります。
85年夏には、マット・ランジがプロデューサーに復帰。
んでもココからが異常に長く、マットが交通事故に合って
3ヶ月中断したり。それでもバンドは、その都度立ち直り
86/8/16のモンスターズオブロックで2年半振りの
ステージに立ち(12を披露)それから更に一年後(!)の
87/8、4年半以上の歳月を経てついに発表されます。


1は重厚チューン。サウンドの良さに驚きますね♪
劇的なイントロから「ROCK OF AGES」風へ。
力強いサビが良い感じです。抑えた感じのジョーは
スタイルを変えたと言うより、成長が伺えますな。
歌メロもナイス。機械的なドラムサウンドも意外と
違和感なし。むしろ時代にフィットした音かなと。
懲りまくりの中間部も聴き慣れると完成度を痛感。
終盤のGソロも最高!一曲目から超充実っ!凄い!


2は基本はROCK ’N’ ROLL。徐々に盛り上がる
展開がとってもナイス。嬉しく成る程にナイスね♪
サビも超キャッチー。色んな音が出てくる中間部は
聴きがい度120%。コレがHM?!みたいな気も
無くは無いですが、単純に楽しいと言うのが本音。


3は明るいROCK ’N’ ROLL。イントロから
楽しき。ライブで目茶苦茶に気持ち良い曲ですね。
サビ前のパパン!は御約束。サビも超キャッチー♪
適度に重厚なとこもHMファンには嬉しいところ。
何よりメロディアス。ホント、嬉しく成る曲です。


4は見事全米一位をゲットした劇的系のバラード。
感傷的な歌にしんみり。サビ前の歌も感動的です。
サビもたまらんなあ。。魂の叫びって感じですよ!
中間部の重厚な展開も、シンプルながら完璧かと。
コレはもう、完全に名曲です。実に素晴らしき。。


5は「ROCK OF AGES」路線。完全にラップです。
純粋なラップは苦手だけど、この重量感は楽しい。
サビ前の展開はメロディアス。男っ気の強いサビも
カッコ良いです。ライブで大合唱に成る曲ですね。
あっちも良いけど、こっちも良い。実に良い勝負♪


6はモロにROCK ’N’ ROLL。イントロが
「PHOTOGRAPH」。歌部分はストーンズ風。
他の曲と同様、徐々に盛り上がる曲展開がナイス。
サビ前、サビは絶好調♪Gソロの中間部も良いね。
ライブでも楽しいんだよねえ。コレも名曲モード!


7は大作系。壮大に展開します。ノリは軽いけど。
サビがパッとしない。前6曲が素晴らしいだけに。
攻撃感弱め。むしろリラックス。個人的には眠い。


コーラスから始まる8はハードチューン。前作系。
曲展開が良い感じ。歌メロ的には微妙に劣るけど。
ROCK ’N’ ROLL感も悪くない。まあ良しかと。


間髪入れずに9へ。パワフルに展開です。少しだけ
「STAGEFRIGHT」風。歌部分はラップしてるな。
グッと盛り上がる展開が良し。コレはコレで良い。


そして10。イントロにグッときます。キター!笑
リラックス感が超ナイス。歌も実にメロディアス♪
サビは感動モノです。思いっきりゾクゾクするよ★
ジョーの歌、コーラス、アレンジ、どれも完璧っ!
Gソロも良いねえ。HMファンで良かったよな。。


奇妙なイントロの11はお遊び系。捨て曲同然と。
それなりにハードだけど、普通のROCKな感じ。
コーラスとか凝ってるけど、なんか無機質な感じ。


最後の12は爽やか系。アルバムラストに相応しい
リラックス感を持ってます。歌メロが心地良いね♪
もう語らなくても良いかって感じ。実にナイスっ!


(2008/10/20)