『EPITAPH』 KING CRIMSON (1997)
(Volume One)
1.21ST.CENTURY SCHIZOID MAN
2.IN THE COURT OF THE CRIMSON KING
3.GET THY BEARINGS
4.EPITAPH
5.A MAN,A CITY
6.EPITAPH
7.21ST.CENTURY SCHIZOID MAN
8.MANTRA
9.TRAVEL WEARY CAPRICORN
10.IMPROV-TRAVEL BLEARY CAPRICORN
11.MARS
(Volume Two)
1.IN THE COURT OF THE CRIMSON KING
2.DROP IN
3.A MAN,A CITY
4.EPITAPH
5.21ST.CENTURY SCHIZOID MAN
6.MARS
(Volume Three)
1.21ST.CENTURY SCHIZOID MAN
2.GET THY BEARINGS
3.IN THE COURT OF THE CRIMSON KING
4.MANTRA
5.TRAVEL WEARY CAPRICORN
6.IMPROV including BY THE SLEEPING LAGOON
7.MARS
(Volume Four)
1.21ST.CENTURY SCHIZOID MAN
2.DROP IN
3.EPITAPH
4.GET THY BEARINGS
5.MANTRA
6.TRAVEL WEARY CAPRICORN
7.IMPROV
8.MARS
デビュー当時のライブ音源を編集した4CDです。
2枚づつのバラ売りでした。今も別売りなのかな?
1stのレコーディングが69/7、発表が69/10。
本作には69/5〜69/12までのライブ音源を
収録してます。つまり、製作発表前後という事ね。
ブート盤や、古いカセットから起こした内容なので
音質的にはキツいですが、ROCK史に燦然と輝く
1stだけに、歴史的価値は非常ーに大きいです。
ここでは古い日付順に取り上げます。集中せよっ!
(Volume One)1、2=BBC RADIO SESSIONS
1stのレコーディング前、5/6の録音です。
バンドにとって初の録音だそうな。1は全体的に
アルバムに近い演奏。Gソロがイマイチな感じ。
SAXソロはイケてます。終盤の合わせは遅め。
正直言って、スタジオテイクの方が魅力的かと。
2は歌をオーバーダブしてます。サビが最高っ!
本作のベストトラックと言っても過言でないよ。
1同様にスタジオテイクと大差無い演奏だけど。
実に素晴らしい。ちなみに歌詞が違うんだとか。
(Volume Three)=PLUMPTON FESTIVAL
一気にCD3へ飛びます。8/9、レコーディング直後です。
1はアルバム同様の攻撃感っ。テンポもアルバムに近い感じ。
一体感こそもう一つですが、勢い感じる演奏です。合わせ技は
超完璧っ!コレはマジ凄いです。相当練習したんだろうなあ。
2はドノヴァンのカヴァー。この当時のライブの定番曲です。
オリジナルを聴いてないのですが、ジャズ色の強い曲ですね。
歌とDが合ってない様な。コレぞプログレか!それ違います笑
続いてSAXソロ、吹きまくり。上手いのか?下手なのか?笑
更にGソロ。雰囲気モノというか、ギミック中心。まあ良し。
最後の歌部分における混沌としたバックが面白い。らしいよ。
3は歌が良い感じ。でもGの音が全体的にイマイチな感じか。
フルートソロは完璧。イアンのフルートは、どれも最高です。
4は暗い雰囲気。基本的に即興。ボレロ的に盛り上がります。
コレもフルートが良いですねえ。終盤は混沌とした世界なり。
5は一応歌有り。ジャズってます。グレッグの歌がビミョウ。
終盤の爆発感はそこそこ面白し。観客がやけに静かですが。。
更に続く6にいたっては、もう演奏陣やりたい放題。解らん笑
後半に貴重なDソロへ。バタバタ叩いてます。迫力有ります。
そして7へ。2nd収録「THE DEVIL’S 〜」の元と
成ったホルストの「火星」です。カット有るけど、実に迫力!
(Volume One)3、4=BBC RADIO SESSIONS
CD1に戻りましょう。8/19です。3は貴重なライン音源
だけど、スタジオセッションだけに、大人しくてコンパクト。
SAXソロが実にモダン。ジャズとして捉えると不満足だな。
面白味はCD3の方が上って感じ。つか、フェイドアウト。。
4は、かなりアルバムに近いです。別ミックスって雰囲気ね。
一般リスナーには好印象かな。マニアには興味半分ってとこ。
(Volume Four)=CHESTERFIELD JAZZ CLUB
今度はCD4、9/7です。良い音してますね。聴きやすい。
1から快調な演奏。スリリングです。Gソロもキレてますね。
リズム隊も激しき。SAXソロも壮絶です。合わせも完璧っ!
2は『ISLANDS』収録「THE LETTERS」の元曲。
グレッグの歌が伸びやかです。意外と危うい音程もセーフね。
SAXソロは、それなりレベル。終盤の混沌感はナイスです。
3もグレッグの歌が良好。なんか素朴な感じの演奏だけどね。
つか観客の話し声が聞こえる。ウルせーよ。黙って聴けって。
MCから4へ。やはり歌が良いね。SAXソロもノッてます。
Gソロは重厚。途中から混沌へ。曲がどっかへ行ってまーす笑
このバンド得意のパターンなり。良い感じで崩壊してますな。
更にジャズっぽい展開。後も実に面白し。ベストテイクかも。
5は静寂から、徐々にヴォルテージを上げます。ワクワクっ♪
続く6は歌付きのジャズ。コレ、グレッグの歌?イアンかな?
スリリングな展開も有り。中盤以降はパンチ有り。キテるぞ!
7は奇怪な即興。間が良い感じですな。PURPLEみたい。
そして8へ。豪快に盛り上げます。エンディングが壮絶っ!!
(Volume One) 5〜7=FILEMORE EAST,NEW YORK
再度、CD1へ。11/21、1stのリリース直後ですね。
フィルモアイーストの演奏は、当時最高の名演とされてます。
5は2nd収録「PICTURES 〜」の初期バージョン。
中間部から実にスリリング!「21st 〜」並に強力です。
SAXソロも良いですね。最後の歌が無いのはトラブルかな?
さて6。歌が結構不安定。コレが通常モードのグレッグです笑
フルートソロが実に美しき。グレッグも終盤は持ち直してる。
そして7。序盤から良い感じ。中間でマイケルが叩きまくり。
フリップもノッてます。イアンも速吹き。実にスリリングっ!
合わせ部分も完璧っ!いやもう圧巻っ!!素晴らしいっ!!!
(Volume One) 8〜11=FILEMORE WEST,SAN FRANCISCO
テープは繋がってますが、8からサンフランシスコに移動っ。
12/14です。既にバンド内がゴタゴタしている頃ですな。
8はそれなりって感じ。イアンのフルートはどれも良いです。
9はグレッグのジャズヴォーカルが。間違っても上手くない。
10はフリップが。。。なんと言いましょうか。練習みたい笑
んで11へ。メロトロンが効いてます。緊張感が凄まじいっ!
生で見てたらさぞかし凄かった事でしょう。いやあ圧巻っ!!
(Volume Two) FILEMORE WEST,SAN FRANCISCO
最後はCD2。12/16、このメンバー最後のライブです。
1はCD1の2ほどではないですが、でも十分に感動的です。
歌がもう少し力強かったらな。それ以外は文句無しでしょう。
2はSAXソロがムーディー。歌も良いですね。コレも上々。
3はやはり中間以降が聴きモノ。CD1の5程キレてないけど
コレも悪くないです。安定してるね。SAXソロも快調です。
4はアルバムに近い感じ。即興少ない曲だし。つか、飽きた笑
5は歌が右寄り。別音源か。テンションは気持ち弱いかなと。
なんとなく覇気が無い様な。ガツンと来ないねえ。疲れかな。
そして6。ウーン、なんか足りない。それなりでは有るけど。
(2008/2/19,20,21,25)