『COVERDALE・PAGE』 COVERDALE・PAGE (1993)


1.SHAKE MY TREE
2.WAITING ON YOU
3.TAKE ME FOR A LITTLE WHILE
4.PRIDE AND JOY
5.OVER NOW
6.FEELING HOT
7.EASY DOES IT
8.TAKE A LOOK AT YOURSELF
9.DON'T LEAVE ME THIS WAY
10.ABSOLUTION BLUES
11.WHISPER A PRAYER FOR THE DYING



ポール・ロジャースと組んだFIRMがパッとしなかった
ジミーは、傑作ソロ『OUTRIDER』('88)を発表した後に
プラントとZEP再結成を話し合ったそうな。でもプラントは
”NO!”。ジミーは、白蛇が解散状態のカヴァーディルと
ZEP級のヘヴィロックなアルバムを作ります。挑戦です!


1はスリリングなGより。ゾクゾクしますね。
巨大なサウンドに圧倒されます。凄いですな。
リフ中心の曲作りは、明らかにジミーの世界。
多く手が施された音作りも、ジミーならでは。
デヴィッドの歌は、明らかにロバートを意識。
どうなんだろう?自分らしく歌えばいいのに。
中間のハーモニカソロは、極めてスリリング。
一曲目からしてアイディア豊富です。強力っ!


2はHRチューン。リフが超カッコ良いです。
サビも超ナイス。ソリッドなアレンジも良い。
Gソロ前のデヴィッドの絶叫も鳥肌モノなり。
肝心のソロは雰囲気モノ。曲的には1より上。
終盤の展開も聴き応え十分っ。この曲も良し。


3はアコースティックナンバー。デヴィッドの
歌唱は、絶叫よりこっちの方が全然魅力的だ。
クラシカルな展開は『OUTRIDER』系。
歌メロ的にはそれなり。あんまグッと来ない。
プラントだったら。。とか思う人も居るかと。
雰囲気は良いだけにね。Gソロは雰囲気モノ。


4もアコースティックより。ハードに展開へ。
オールドタイプのロックンロールみたいです。
お遊び的な曲だな。まあ良いんじゃないかな。
洒落が効いてて良いし、この二人らしいかと。


5は重厚系。「KASHMIR」してますな。
ストリングスの使い方とかモロ。んなにあの曲
って良いかね?特徴的な曲には違い無いけど。
この曲も”あっそ”って感じ。正直眠いです。


6は疾走っ!ガッツ入ってるねー♪年齢を感じ
させないパワーです。しいて言うならZEPの
「WEARING 〜」系。ウン、あの感じだ。
Gソロはジミーらしいモノ。良くも無いけど。
しっかし激しき!聴いてる方がくたびれます。


7は4に近い感じより。アコースティック系。
ZEPの3rdの雰囲気が漂ってますな。でも
歌メロに冴えなし。プラントだったらなと。。
ハードな展開は悪くないけど、なんか足りん。


8は雰囲気明るいアコースティック。ようやく
緊張感から解放されます。「OUTRIDER」
にもこーゆー曲が有った。アレも良かったけど
コレもグッド。歌メロも、コレは悪く無いよ。
Gソロも、「SEA OF LOVE」してて良いし。


9は劇的なチューン。沈み込む様にスタート。
グッと盛り上がるサビがナイス。様式美です♪
Gソロは、本作で最も聴きがいありましょう。
良いソロです。逆に言えば、コレが限界かと。
何より曲がイケてます。超ブリティッシュっ!


10は「IN THE EVENING」風より。
日本でのみ行われたライブのオープニング曲♪
「HOT DOG」風のリフがカッコ悪いなあ。
全体的にイマイチ歯切れ悪し。何かが足りん。


最後の11は大作系。重厚にスタートします。
ZEP「WHEN THE LEVEE BREAKS」風の
リフからハードに展開。まあコレはアリかな。
終盤の展開もまあまあ。やっと終わったか。。


(2008/5/22)