『JEFF BECK GROUP』 JEFF BECK GROUP (1972)

1.ICE CREAM CAKES
2.GLAD ALL OVER
3.TONIGHT I'LL BE STAYING HERE WITH YOU
4.SUGAR CANE
5.I CAN'T GIVE BACK THE LOVE I FEEL FOR YOU
6.GOING DOWN
7.I GOT TO HAVE A SONG
8.HIGHWAYS
9.DEFINITELY MAYBE



72/5発表。第二期ジェフベックグループの二作目です。
前作から半年でのリリースですが、自動車事故によるブランクを跳ね返そうという勢いも有ったことでしょう。
前作のセルフプロデュースが堪えたのか、本作ではスティーヴ・クロッパーというソウル界の実力者をプロデューサーに迎えてます。
メンバーは同じ。バンド名義のアルバムタイトルに、自信も感じられます。


1はハードナンバー。ボブの歌がソウルフルです。
曲展開も良い感じ。Gソロもそこそこ面白いです。
コージーのDが強調された音像も悪い印象はなし。


2はROCK ’N’ ROLL調。微妙にソウルしてます。
お遊び的な感じが少し嫌だな。Gソロもイマ一つ。


3はボブ・ディランの曲。歌メロが光ってますな。
ムーディーなアレンジもナイス。雰囲気良いです♪
Gソロもメロディアス♪後のインスト時代に近し♪


4は変則的。基本はブラックミュージック系です。
ココまでくると良く解らんな。実験的と言っとく。


5はダイアナ・ロスのカヴァー。インスト曲です。
劇的かつメロディアス♪覇気すら感じられますね♪
ジェフのGが活き活きとしてます♪実にナイスっ!


6もドン・ニックスって人の曲。結構有名曲です。
クライヴのBがナイス♪でも他の楽器はシンプル。
Gソロは消化不良。そう、なんか足りない感じ。。


7はスティーヴィー・ワンダー。カヴァー多過ぎ。
歌メロが良いけど、クライヴのBも素晴らしきっ!
サビのBとか最高ね♪何より元曲が良いんだけど。


8は気持ちハード+そこそこソウル。雰囲気良し♪
曲展開が面白いです。不思議な魅力を感じますね♪
ジェフのソロも冴えてます♪聴きがいあるソロよ!


最後の9はインスト。ジェフのGが実に悩ましき。
メロディが実に素晴らしき♪涙すら誘うメロです。
曲展開もナイス♪劇的な展開もグッときましょう!
後のインスト路線の原点。たまらん♪超最高っ!!


(2010/3/10)