−「情報化社会の変遷としてのデジタル社会」−

情報社会の罠・・。


【アダルト・出会い系詐欺アプリがスマホで氾濫】
 スマートフォン・タブレットのAndroidで、アダルト詐欺・出会い系詐欺のアプリが氾濫している。 Android公式である「Google Play」上にも登録されているので注意が必要だ。(読売新聞)



情報化社会。電波や光ケーブルを主軸として種々の情報操作が可能な時代になった。情報伝達媒体は、手紙から家(固定)電話,家電話から携帯電話, そしてスマホ等の情報機器へと変遷している。この伝達媒体の変遷は、皮肉にも家族の核家族化のように、 情報の受け手がより大きい集合(各社会)からより小さい集合(最少は個人である)へと移り変わっていることを示す。 情報が現時代のように、個人と社会間を結びつける手段となると、大きな集合は小さな集合の情報管理ができなくなる。 例えば、親が子供の情報を管理できなくなるということである。

昔は、表題のアダルト系サイトや出会い系サイトなんかなかったから、H本一冊買うのにも勇気がいたし 、彼女との出会いは、友達の紹介・合コン・ナンパなど、非デジタル系(アナログ系)であった。彼女の家に電話するのさえ、父親や母親という障壁があったから、 非常に勇気がいるものであった。今は、スマホ一本でアダルト系サイトの閲覧・出会い系サイトでの出会いが出来てしまうデジタル社会である 。このように、アナログ文化が通信機器の変遷でデジタル文化へと変貌を遂げていったのは、非常に面白い。そして、そのデジタル文化の結晶であるスマホ等は、 その利便性を買われ、若者を中心として拡散している。

しかしながら、情報化社会が齎したものは、情報取得の利便性のみならず、それを悪用した詐欺の存在である。新しい機器が開発される度に、詐欺は高度化し 、人々を巧妙に欺いていく。そこに必要なのは、情報の峻別能力である。とは言ってもこれは非常に難しい。世の中の主要なメディアなどで注意を呼び掛けているが、 本来、これらの問題を回避する責任は、開発者・販売者側にあるのではないのかと思慮する。うーむ。どうであろうか。情報化社会の末路は、誰にも予測できない。

しかし、情報を取得・加工する手段として通信機器は今以上に複雑になっていくのを止めることはできない。このままでは、 個人の情報管理能力だけでは対応できない時代が到来するに違いない。そのためには、情報の規制が重要なファクターになると考える。なにも表現の自由を規制する訳ではないが、 詐欺の自由なんてものはない。その撲滅を図る手段を構築しなければならないと考えるのである。




− 2013/06/09 written by kazkaz −