道歩き・山登りの記録

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【旧東海道を歩く】


「東海道五十三次」というものがあります。

江戸幕府が東海道を整備したときには、京ではなく大坂までの街道を一体整備していたらしく、

こちらを加えたものが本来の近世東海道であるとする説もあるようです。

この場合、最も西側の部分は、京街道がそれに相当し、大坂高麗橋が江戸日本橋に対する西の起点となります。

途中の宿場が4つ増えることになり、併せて「東海道五十七次」となります。

この東海道を西から東に向かって歩いてみました(500km強)。



歩くのに苦労した区間と言えば、鈴鹿峠や箱根峠といった峠越えもさることながら、

桑名(三重県)〜熱田神宮(愛知県)でしょうか。

元々は、東海道で唯一の海路区間であり、当時は、渡し舟が往来していました。

道路整備が進んだ現在では、アップダウンのない平坦な道を歩いて移動できるのですが、

元々が陸路でなかった区間であるため当時の道標がなく、

目標物がないまま30km弱を歩き続けなければなりませんでした。

歩いている道で本当に良いのかどうか、心理的に不安になりながらの30km歩行は、

精神的に一番つらかった区間でしたね。



【おおさか環状自然歩道+αを歩く】


大阪府は、西が海に面している以外はすべて山で囲まれており、

北摂エリアには東海自然歩道が、生駒山地には縦走路が、

金剛山地から和泉山脈にかけてはダイヤモンドトレイルが整備されています。

これらと近畿自然歩道の一部を組み合わせることで、大阪をグルッと一周できるハイキングコースができ、

これを「おおさか環状自然歩道」と言います。



ただし、大阪をグルッと一周と言っても、厳密には、西側の海に面する部分はつながっていません。

そこで、この部分を私が独自にルート設定し、完全な周回コースにして、実際に歩いてみました。

独自にルートを設定するといっても、何かを参考にはしたいです。 そこで、

岬町から能勢町へ北上するにあたり、南部は紀州街道の一部を、北部は能勢街道の一部を使うことにしました。



実際に歩いてみると、予想外に苦戦したのが紀泉アルプス区間で、

近畿自然歩道が整備されているはずなのですが、道標が見当たらず、道に迷ってしまうケースが多発しました。

私が歩いた当時、一部の区間は、まだ、ショベルカーが整備し直している最中でしたので、

改めて歩き直してみると、道が以前よりも良くなっているかも知れません。

もう一度歩いてみたいですね。



【近畿縦断歩行】


近畿地方は、東海地方や中国地方と隣接しているが故に、東海道・山陽区間の一部として見てしまうことが多く、

あまり近畿地方だけを切り取って見る意識がなかったのですが、改めて見ると、近畿地方は南北に結構長いです。

南に位置する潮岬は本州の最南端で、北に位置する丹後半島の経ヶ岬からの距離は約350km。

縦断歩行するには面白い距離だと思い、歩いてみることにしました。



もちろん、「近畿縦断歩道」なるものが公式に設定されているわけではありませんので、

「おおさか環状自然歩道+α」のように、これまた独自にルート設定することになります。

今回も、一部は、近畿自然歩道など既存の歩道をつないでルート設定しました。



最難所は、やはり、大峰縦走でしょうか。 吉野(奈良県)〜熊野本宮(和歌山県)までは、

世界遺産にも指定されている熊野古道の大峰奥駆道を南下しました。

連続して数日歩くのであれば、一気に縦走してしまえば良いのですが、

日帰り歩行の繰り返しでつないでいこうとすると、縦走路までのアプローチが厄介。

区間によっては、縦走して南下できた距離よりもアプローチの往復距離の方が長くなりましたね。



【“蕎麦の山”登り】


私の実家は蕎麦屋です。

大学時代の恩師から、山名に“蕎麦”とつく山がある、との情報を得て、

調べてみると、山名に“蕎麦”や“ソバ”とつく山が10峰見つかりました。

これらのうち、3峰や4峰登ったことのある人は大勢いたのですが、

10峰全部に登った人はいないようだったので、「全部登ってみよう!」と思いました。

全山に登頂した当時、10峰ともに登頂した人は、やはり誰もいなかったらしく、

業界の雑誌に取り上げていただきました。



10峰の中で最も困難を極めたのは「蕎麦粒岳(2320m:長野県)」でした。

登り7時間、下り6時間の合計13時間で、なかなかハードな登山でした。

他にも、マイナーな山々だけに、いろいろなエピソードがあります。

登山道が整備されていないから、自力で草を分け入り進んでいかねばならなかった・・・とか、

草茫々の中から突然イノシシが飛び出してきて、目の前を横切っていった・・・とか。

岐阜県の蕎麦角山(1222m)では、体長1.5メートルくらいのイノシシだったので、

ちょっと焦りましたね・・・汗。

山によっては、地形図を必死に見ないと本当に遭難してしまいそうな雰囲気もあったので、

読図力は相当つきましたね・・・笑。



【各都道府県の最高峰巡り】


そもそものきっかけは、地元(大阪府)の最高峰を、子供の頃からずーっと金剛山だと思っていたのに、

実は違う山であるのを知ったことです。 大阪府の最高峰は大和葛城山です。

これをきっかけに、各都道府県の最高峰を調べてみると、随分と知らない山がありました。

和歌山県の龍神岳や福井県の越前三ノ峰は、私が登った時には、まだ山の名前がついていませんでした。

これらの山は、その後、山名が決定されました。

千葉県の愛宕山は、47都道府県の最高峰の中では最も低い山でありながら、最も登りにくい山です。

どうしてか?・・・自由に登ることができないのです。

航空自衛隊の基地内にあるので、登りたい旨を事前に連絡しておかねばなりません。

“勝手に登れない”という意味で、最も登りにくい山でした(笑)。





【3000m峰日帰り登山】


日本には標高3000mを超える山が21座あります。 それらの山々に登ってみました。

単に“登頂したことがある”では、これまで何人も達成されていることでしょうから、面白くありません。

私は、21座のすべてに対して“日帰り登山”という条件をつけました。

実家の都合で火曜を休みにしていますが、用事のない火曜は登山可能日となります。

(月曜の仕事終わり)〜(水曜の仕事始め)の間に、

@大阪から現地までのアプローチ、A現地での登山、B現地から大阪までの帰還、

のすべてを行うことで「達成した」というルールを設けたわけです。



最もハードなのは、南アルプスにある悪沢岳&荒川中岳でした。

理想は登山口である椹島からのスタートですが、自家用車が椹島まで入っていくことができず、

手前の畑薙湖で車を止めて、そこから歩いて行かねばなりません。

畑薙湖〜椹島の往復だけで7時間ほど費やすので、それプラス、椹島からの登山となると、

結構な時間がかかりました。

反時計回りの周回ルートにしましたが、荒川中岳からの下りは、途中で真っ暗になる始末。

心細く泣き出したい心理状況でしたね。

椹島まで下ってきたとき、「下山できた!」という達成感と同時に、

「畑薙湖まで、まだ、3時間半も歩かなあかん・・・。」という絶望感。

家に帰ってきたときは、そこそこの自信になりました♪



【現在進行中&計画中のイベント】


●本州縦断歩行(山口県〜青森県まで、鉄道沿線をつないで歩くと何kmになるのかな?)

●近畿横断歩行(近畿縦断の後は、近畿横断でしょ。)

●大阪湾環状歩行(地図で大阪湾を見ると、きれいな楕円形をしています。これを一周できないかな?)

●西国三十三ヵ所ひと筆書き(1〜33まで番号がついているということは、個々に独立ではなく、連続体?)


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