「百姓屋敷じろえむ」は道の駅 鄙の里三芳からクルマで5分ほどの場所にあります。館山地区のベスト10か何かのランキングに入っていたのを見かけて興味を持ったのがきっかけで訪れました。 映画に出てくるような巨大な長屋門のインパクトがとにかく凄いです。お店の名前にある百姓屋敷というのにふさわしい姿です。 場所は三芳・館山の平野と滝田・犬掛けの山の境界付近といったところで、幹線道路からは外れています。 入口にこの看板がでているので、そこを曲がったドン詰まりにあります。公式HPの地図を印刷していきましたが、ナビがある場合は電話番号検索で出てきましたので、ナビを使うのをお勧めします。 長屋門をくぐると庭には納屋などがあり、ちょっと坂を上ったところには鶏舎があって、コケコッコーという鳴き声が聞こえてきます。 鶏舎をよく見ると元気に鶏たちが中で歩き回っている様子が見てとれました。 屋敷内の母屋(築300年!!)がレストランになっています。 中は個室で3−4部屋が用意されており、部屋数の関係から完全予約制となっていますので、事前の電話をお忘れなく。 メニューはおまかせ御膳のみ。1,500円から500円刻みで1-2品ずつ追加されていき、一番量が多いのが3,000円のコースになります。お櫃で運ばれてくるご飯がお代わり自由というのも嬉しいですね。今回は2,500円のコースをチョイスしたので2-4品が加わります。 百姓屋敷じろえむでは広大な田畑で取れた無農薬のコメや野菜を使った食事を提供しています。こちらでは30年以上、有機栽培に取り組んできたとのこと。また有機農法が今ほど広がっていなかった時代ですので、蓄積された栽培ノウハウはかなりレベルの高いものだと思います。 写真は最初に運ばれてきた御膳です。メインディッシュは有精卵のふわふわな卵焼きです。左下にあるのは醍醐とよばれる平安時代から食べられていたチーズです。江戸時代、徳川吉宗の頃に酪農が始まったということで、日本酪農発祥の地が房総半島だそうです。おからとチーズを併せたような食感でした。 これにご飯とさつまいもの味噌汁が出てきました。 続いてきたのは自家製(!!)の手造りこんにゃく そして自家製の鶏肉ソーセージ さらに里芋とシイタケの煮物 そしてつくねです。 デザートは酒粕のシャーベットと栗、餡子の組み合わせでした。 たっぷり食べてお腹いっぱいですが、身体に良いものをとっているので重たく疲れた感じが全くしません。おみやげにはお米、マヨネーズ、卵があり、毎回ここに来ると卵を買って帰ることにしています。 TVに何度か紹介されている紹介されており、房総半島○○の旅といった番組に出てきたのをYouTubeで発見しました。観光ツアーの団体さんがくることもあるそうなので、この地域の隠れた人気スポットです。 |