バスフィッシング専用にデザインし開発されたルアーで、いくつかのルアーの要素を取り入れ、あらゆる状況下に対応できる様に考えられたのが、このスピナーベイトです。
形状の特徴として、約90度に曲げられた金属のアームの片方に回転する金属の板(ブレイド)がつき、もう一方にヘッドと針が固定された形でついているルアーです。多くの場合はヘッドの部分にラバースカートを装着して使われます。
リトリーブするとブレイドが水の抵抗を受ける事により回転して振動を起こしキラメキを放ち、これでバスを誘い、ラバースカートで食欲を刺激します。
また水中ではブレイドが上、ラバースカート部分が下にきて、針先は常に上(内側)を向いた状態で泳ぐので、これにより立ち木やウィードなどの障害物に引っ掛かりにくい構造になっています。
つまりスピナーベイトはウィードレス効果が高く、他のルアーでは攻めきれないヘビーカバーのポイントでも躊躇なく使う事のできるルアーの1種なのです。
スピナーベイトは表層から底まで全ての水深を引いてくる事ができますが、狙うポイントの水深や水質、その日の天候などを考慮して使い分けます。
基本的には、浅場では軽い物、深場では重い物を使いますが、ブレイドのタイプや枚数によって浮き上がる力や振動が違いますので、それぞれのタイプの特徴を覚えておくと、ヒット率も大きく違ってくるでしょう。
ブレイドは大きく分けると3タイプあり、コロラド・インディアナ・ウィローリーフと、幅が広くなるほど浮く力が強く振動も大きくなります。ブレイドの枚数も1枚よりも2枚の方が浮く力が強くなります。
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