トップウォータールアーの1種で、数あるルアーデザインの中でも最も古いタイプで、その歴史は100年以上にもなります。
 リップがついてなく、主に細長い棒状(鉛筆状)の本体にフックだけがついた形をしているシンプルなデザインが特徴のルアーです。リトリーブしただけでは何のアクションも起こしません、ただ漠然と引いているだけでは絶対に釣れないルアーです。ロッドの操作次第でさまざまなアクッションを演出できますが、そのシンプルなデザインゆえに、これを使うアングラーの腕の良し悪しが如実にでます。
 基本的なアクションは「ウォーキング・ザ・ドッグ」と「スキーイング」という2つに代表されます。

「ウォーキング・ザ・ドッグ」とは、犬が首を左右に振って歩くように、ロッドをチョンチョンとテンポよくリズミカルに左右に振ってルアーに小刻みにアクションを与える動作です。リトリーブの際に、ロッドをあおった時に出来るたるみを巻き取る程度にするのがコツです。このアクションは、ルアー自体の重さの比重が比較的後ろにあり、水面で斜めから垂直に浮かぶルアーに適しています。

「スキーイング」とは、水面にほぼ水平に浮かぶタイプのルアーを使い、上の「ウォーキング・ザ・ドッグ」のアクションをゆっくりと行う事で、水面をゆっくりと滑るように泳がす動作をいいます。ルアーのボディの腹の部分で、水面を滑る様に動かすのがコツです。
ペンシルベイトは主に風のない、おだやかな水面の時に、特に威力を発揮します。