細長い形をした小魚の事を全般にミノーといい、その小魚の形そっくりにイミテーション化して作られたルアーの事。プラグに分類され、ミノープラグとも言います。水に浮くタイプ(フローティングタイプ)、水中に漂うタイプ(サスペンドタイプ)、沈むタイプ(シンキングタイプ)の3種類がありますが、今現在のバスフィッシングでは水面下を泳ぐフローティングタイプと、中層を泳ぐサスペンドタイプが主流になっています。
 アクションとしては棒引きだけではバスにはアピールが弱いので、ストラクチャー付近をルアーが通過した時にストップさせたり、トウィッチング、トップウォーター・ミノーイングで、生きている小魚の様なアクションを与えます。
 しかしバスの活性が低い時に、あまり派手な動きをさせると逆効果になる場合があるので、その時の状況によって対応しましょう。

●フローティング・タイプ

 リトリーブするとリップに水の抵抗を受けて水中にもぐり、リトリーブを止めるとルアー自体の浮力で浮き上がってきます。
 水深が浅い場所や、ウィードが多く根ガカリしやすい場所、またはバスが水面にいる小魚を意識しているときなどに多く使われます。
『トップウォーター・ミノーイング』が基本的なアクションです。ロッドの先端でチョンチョンとアクションを与え、2〜3秒止める。これをポイントから3〜5m離れるまで何度も繰り返します。あまり潜らせないのがコツです。

●サスペンド・タイプ

 リトリーブすると水中に潜りますが、リトリーブを止めてもその層にとどまります。
 バスがストラクチャーにタイトについている時や、中層を探りながら釣る時などに多く使われます。

●シンキング・タイプ

 リトリーブすると潜っていき、リトリーブを止めるとルアー自体の重さで沈んだ層よりも更に深く潜ります。
 近年のバスフィッシングではあまり使用されませんが、ウエイトがあるのでロングキャストも可能になります。
 主な使い方としてはカウントダウンで狙いたい層まで沈めたら、ロッドを大きくあおるジャーキングで積極的に攻める釣りをします。