2001年5月13日 釣行記

昼間はまるで真夏の様に暑い日々が続いているが、さすがにまだ夜ともなると少し肌寒い...しかしだいぶ軽装でも過ごせる季節になってきた。
今回もまたわがジャブリン隊は隊長と1号の2人での釣行となったが2人とも残念ながらひもじい毎日を送っている為、今回は霞ヶ浦での陸っぱりでの釣行とした。前回の釣行からは実に1ヶ月ぶりの久々の釣行だ。
ほどよく気持ちの良い夜風に吹かれつつ、午前2時半に集合し、2人は一路霞ヶ浦の超1級ポイント 通称『ドブ』へ向かった。ここは昼間の太陽が昇っている間はホントにただのドブ川の様に生き物の気配が何もない場所だが、夜ともなるとどの釣り場にも負けないくらいに魚の入ってくるポイントである。
しかし出発した時間も遅かったせいか、現地に着くまでに次第に明るくなってくる空を見上げながら2人はまるで子供の様にドキドキとしてしまっていた...こ、このままではいい時間が終わってしまう...と(笑)
いつもならば釣り場に到着する前に、その日の食事や飲み物を調達するのだが、一刻の猶予もなくなっていた2人は、まだかろうじて薄暗い『ドブ』に到着し、我先にと各々のルアーをキャストし始めた。
そしてついにきた!!!しばらく得意のノーシンカーをキャストし続けていた1号のラインが一気に左へ流れた!「き、きた!」思わずオロオロとしてしまい、心の中で叫ぶのがやっとだった1号も必死の形相でラインディング、ついに新世紀初となるバスをGETしたのである。

大きさは約30cm前後とそれほど大きなサイズではなかったが、1号にとっては今年初のヒットである。おめでとう!我ながらまさにおめでとうであった。
その後も2人でキャストを続けたが、更なるアタリも魚の反応も無かった為ポイントを移動、通称『水門前のちょろアシポイント』に向かった。ここも数年前までは数々の魚を釣り上げた好ポイントであったが、最近はさっぱりの状況であった為、期待も薄かったのだが案の定不発に終わってしまった。
そして産まれて初めて2人の意見が一致して、そして決断した!「やはりこんな日にはあそこであれしかない!」と...そう、それが浜駅付近にあるアシ原へのウェーディングである。コンビニへ立ち寄りその日の食事や飲み物を仕入れる事もせずに2人は一路、目的の場所へと車を走らせた。これが後にあんな結果を生み出そうとは、まだこの時2人は知るよしも思いもしなかったのである。

現地へ到着し、早速ウェーダーを着用し、1号はコンタクトも着用して準備も整い2人はお互いに得意のノーシンカーのみを持ち、晩春〜初夏真っ盛りの霞ヶ浦へと足を踏み入れて行った。
アシの際や中へと思い思いにキャストを続けていたその時、横で釣っていた隊長が叫んだ「おっ、釣れてたよ」見ると隊長のハリに何かがついている。バ、バスだ!聞くと釣れていたのがまったくわからずに、アシにひっかかったのかと思いきやHITしていたと言う。しかしこれでお互いに1匹づつの釣果で、勝負はまた振り出しに戻ってしまった。残念ながらこの時には霞ヶ浦に入って行くという事でカメラを持っていっていなかった...ごめんよ隊長
その後1号は疲れと徹夜だった為、隊長1人を置き去りにとっとと眠りについてしまった。またしてもごめんよ隊長!しかしホントに眠かったのである。
その1号が眠りについている間、浜のポイントにてできる事をやれるだけがんばっていた隊長も、ブルーギルを1匹追加した所でこのポイントにはギブアップという事で、霞ヶ浦大橋を再び渡って今度は護岸際に生えるアシ原へ移動、しかし1号はまたここで到着と同時に深い眠りへと落ちてしまったのである。
このポイントでも隊長は1人大健闘を見せ、バス1匹ブルーギル1匹を追加して、この日の釣果を数では4匹と大幅に伸ばしていた。しかし1号が深い眠りに落ちてしまっていた為に、この写真も撮影する事が出来なかった...何て役立たずなんだ1号
その後、風も次第に強くなり始めてきて、こんな天気の日に好成績を残している通称『おやじドックポイント』へと向かった。しかしここも昨年の台風の影響なのか、大きくその姿を変えてしまっている上、もろに風の影響を受けてしまって釣りにならない。早々に見切りをつけてその日最後のポイントとなる『1位ポイント』と呼ばれる崎浜周辺のドックへと移動した。
ここは一昨年に我らがジャブリン隊で行われた記念すべき第一回釣り大会において1号が優勝サイズの魚を釣り上げたポイントである。
『おやじドックポイント』から大移動をして『1位ポイント』へ到着したが、すでにかなりの人が入ってきている。しかしよく見れば皆狙っている場所が少しづつずれているので、その間を縫うようにして2人で釣りを開始。しばらくは思い思いの場所で釣りをしていたが、まったく反応がない...今日はダメなのかな〜などと思いながら隊長とドックの壁越しに話をしていたその時、後ろで釣っていた隊長が叫んだ「き、きたぁ〜」
ビックリして後ろを振り返って見ると隊長の竿が大きくしなっているではないか!こ、これはでかいかも...?慣れた手つきで釣り上げたその魚はしかし想像したよりも小さなサイズの、しかしきれいなGOOD ONEであった。

以下、隊長のコメントより

「振り返ったら水面に浮かんでいた糸が無くなっていたんだよ」

そしてこの日、隊長はバス3匹ブルーギル2匹、1号はバス1匹と数の上では大きく差をつけられてしまったが、ポイント制ではバスは1ポイント、ブルーギルは−1ポイントとなる為、同点という結果に終わった。
隊長、勝負はまだまだこれからだよ(笑)