2001年4月1日 釣行記

朝方はあちこちに霜がおり、停車している車や道端の水たまりも凍りつく様な4月とは思えないくらいに厳しい寒さであったが、先日の雪も嘘の様にほどよく晴れた1日
我らがジャブリン隊隊長と1号の2人、今年2度目となる釣行である
実は今年の始めの1月4日の日に新世紀初の釣行にも行ったのだが、その時には2人でケチョンケチョンにされてしまったのであった
当日僕らが向かったポイントは、ジャブリン隊のご用達である牛久沼の塚本ボート...そう、今の時期僕らにとってはもっとも期待のできる牛久沼東谷田川をボートで攻略する作戦である
とはいえ僕らが現地へ到着したのはまだ世の中が暗闇に包まれた午前3時半、当然の事ながらまだボート屋も始まってはいないし、仮に出船できたとしても恐ろしい暗闇フィッシングになってしまう...っと言う訳でまずは牛久沼の定番である国道6号沿いの通称『八間落とし』からスタート!隊長はアーマードスイマー、僕はスピナーベイトをチョイスし釣りを開始、し、しかし寒い
よぉ〜く見るとガードレールから道路の水溜りから足元の雑草にいたるまで全て凍りついている、魚を釣る前に人間様の方が絶えられない...っと思いつつもその後お互いに得意のノーシンカーへリグをチェンジし2時間近く粘ってはみたものの案の定ノーバイト
その後、ボート屋へ向かう途中に稲荷川の三日月橋周辺をチラッとノーシンカーで探りを入れてみたがやはり魚の気配がない...先日降った雪の為かバスの活性も激しく落ち込んでいるようだ
今日の釣果にいささかの不安をいだきつつ、2人はボート屋に向かったのであった
到着して愕然とした...僕らの他にはお客さんの車が1台しかいないのだ!全盛期にはここまで明るくなってきた頃には少なくとも5〜6台の車が止まって我先にとボートに荷物を詰め込む姿が見られるのだが、やはり雪のせいで人間の活性もかなり落ち込んでいるらしい...案の定ボート乗り場の桟橋もボートも凍りついていた、しかしここまできてくじける訳にはいかないと必死に気力を振り絞り2人でそれぞれ別のボートにエレキをセットし、実に2年ぶりとなる牛久沼へと船を走らせ始めた
風もまだそよ風程度でさほど強くもなく水面からは外気温よりも温かい水温の為にうっすらと靄も立ち込めている、いける!今日はいけるかもしれない!早速牛久沼の定番のアシ際めがけてルアーを投げまくってみた
それこそスピナーベイトからサスペンドミノー・バイブレーション・アーマードスイマー・ラバージグ、そしてとっておきのノーシンカーに至るまで出し惜しみもなくありとあらゆるリグを使用してみた、し、しかし何故かバイトがない...その後同じ様に昼近くまで粘ってみたがやはり隊長の方にもブルーギルのあたりすらないらしい
ボート屋の通称あんちゃんの情報によれば木曜日はかなりの釣果があったらしいのだが、やはり先日の雪の為に急激に気温と水温が下がってしまった為に今日の釣果はイマイチらしい
そして次第に風も強くなり始め、このままではエレキではボート屋まで戻れなくなる恐れもあった為に牛久沼での釣行をあきらめて一路霞ヶ浦までの大移動を敢行するのであった、この大移動が後に奇跡を生む事となろうとはその時は2人とも知るよしもなかった...
午後2時、昼間の僕らのポイントとしては1級の霞ヶ浦大橋から少し北上した護岸沿いに点在するアシ原に到着、早速2人でノーシンカーリグを手に釣りを開始する
しばらくすると僕の横で釣りをしていた隊長のいた場所から、まるで何かのCMで聞いた事のあるような「きたきた!」っという声が...僕はそこに梅宮辰夫がきたのかと思い振り向いてみると隊長の竿が大きくしなっているではないか!で、でかい 大物だ
必死にランディングをした隊長の目にはしてやったりという光がともりながらも2001年新世紀初バスをGETした喜びに満ち溢れていた、あまりの衝撃にバスの実際に大きさを測る事を忘れてしまったが、確実に40cmアップとなるナイスサイズであった

1匹釣果のあった事で2人とも俄然張り切り、小さなポイントにも関わらずに約2時間近くも粘ってはみたが、その後はブルーギルのあたりが何度かきただけで釣果には結びつかなかった
その後通称『おやじドックポイント』と僕らが呼ぶ場所へ移動して粘ってみたがここも次第に風の影響が強くなり始めてその日の釣りを終わりとした
今回は前日の雪の影響で今の時期としてはかなり厳しい釣行となってしまったが、隊長の40アップの新世紀バスが釣れたという事でよしとしよう、し、しかしまた坊主だった僕は実はかなり悔しいのであった...涙