安心点検って何?


安心点検とは、乗用車(5,7,3ナンバー車)の6ヶ月点検の事です。
以前は定期点検と同じく、車の使用者に義務付けられていましたが、
法律の改定により、運転車によって行われる日常点検の実施により
省略される事となりました。

この日常点検とは、自動車を運転する前に、走行距離等で点検が必要
かどうかを運転者自身が判断し、自分で行わなくてはならない、
(自動車の分解と整備をともなわない)定期点検で、点検箇所も
必要最低限となっており、点検の実施は車の使用者に義務付けられて
います。

このことから、今では自動車学校でも積極的に生徒さんに
指導していますが、実際に、街中で、近所で、そして自分のまわりでも
実施しているところを見る事はほとんど無いに等しいです。

ではどのくらいの人が点検項目の全ての箇所と、方法、合否の基準を
理解しているのでしょうか?ほとんどの人が知らないはずです。
これでは街中で見かけないのも当然です。
例えば、点検方法を知っていたとしても、この忙しい毎日を過ごしている
人が多い中で、日常確実に実施する事は非常に困難だと思います。

なぜか?いくら点検項目が少ないからといって、全てを確実に、そして
きっちりこなして合否の判断をするのに、10分以上はかかるでしょう。
しかも外出前に自慢の服やスーツが汚れる可能性もあり、手を洗う
必要性を考えれば、時間的なリスクがともないます。
まさか会社に遅刻して、その理由が「日常点検に予想以上に時間が
かかってしまいました」と言っているところを見たことはないですよね。
しかし実際は、法律では日常点検が、老若男女全てのドライバーに
義務付けられているのです。

この点検を行う変わりに6ヶ月点検を省略するということは、裏を
返せば、日常点検をきっちり行っていない使用者は、6ヶ月点検を確実に
実施することにより、自動車の保守管理責任をまっとうする事ができる
という事になるのではないでしょうか?

この6ヶ月安心点検は、日常点検の項目を、目視等による点検に加え
テスターを用いた専門的な点検、必要であればタイヤのエアー調整や、
お客様の了解を得た上での消耗部品等の交換、各水類・油類の
補充など、軽度な整備を実施する事ができる点検です。それに加えて、
日常点検では見ることの出来ない、車体下回り・足回りの点検、
テスター等で圧力をかけての水漏れ点検や、オイル漏れの点検も実施
されますので、文字通り安心できる点検と言えます。

車検の期間延長や、法律の緩和が叫ばれる時代ですが、むしろそういう
人達の自動車の保守管理責任がきっちり果たされているのかは疑問です。

※ちなみに私がいる日産プリンス山形の南二番町店では、ご来店下さった
 お客様に、オイル交換をセットにした特別ロープライスセットメニューが
 ございますので、是非お気軽にお問い合わせくださいませ。

                            
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